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沖縄の瓦の歴史を紹介する企画展が那覇市で開催されています。那覇市の壺屋焼物博物館で、開催されている特別展「うちなー赤瓦ものがたり」は、沖縄の瓦が歩んだ独自の歴史を紹介するほか、全国の博物館などが所蔵している9世紀から20世紀までの瓦95点が展示されています。
そのなかには、1960年代に那覇市壼屋の住宅を解体したときに見つかった西暦1738年を意味し清の時代の元号「乾隆」が彫られた赤瓦が半世紀ぶりに公開されています。
沖縄の瓦の特徴である「赤」について博物館の職員は、沖縄の土で作る瓦は酸素を多く入れて焼くと赤色にあまり入れずに焼くと灰色になることなどを説明しました。
那覇市立壼屋焼物博物館 倉成多郎主任学芸員「沖縄の瓦って非常に複雑な歴史をたどっています。その歴史の中で色が変わったり形が変わったりしているものですからその多様な歴史に少しでも触れていただきたいと思う」
企画展は、12月26日まで開催されています。