12日間の選挙戦がスタートしました。衆議院選挙がきょう公示され、県内では4つの選挙区にあわせて11人が立候補しました新型コロナ対応や経済回復、基地問題などで論戦が展開されます。
きょう公示された衆院選。県内では4つの選挙区に11人が立候補し、朝から各地で選挙戦が始まりました。
那覇市と島尻郡の離島町村を含む沖縄1区には届け出順に、共産党公認で前職の赤嶺政賢さん、自民党公認で前職の国場幸之助さん、無所属で前職の下地幹郎さんの3人が立候補しました。
共産・前赤嶺政賢候補「普天間は動かないではありませんか。いつになったら完成するんだと政府を詰めても、完成の見通しを持っている政府の関係者は1人もおりません。辺野古の新基地建設は不可能です」
自民・前国場幸之助候補「今回の衆議院の総選挙、争点は明確なんです。新型コロナ対策、そして来年復帰50年、新しい沖縄をだれが責任をもって作っていくことができるのか、衆議院選挙というものは体制選択の選挙です」
無所属・前下地幹郎候補「自民党と共産党の2つの組織に勝って初めて沖縄の政治の自立ができる。皆さんと共に歩む、皆さんの思いが政策になって実現する、そういう政治ができるのは下地幹郎なんです」
宜野湾市や浦添市、中頭郡の町村を含む沖縄2区には届け出順に、自民党公認で前職の宮崎政久さん、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の公認で新人の中村幸也さん、社民党公認で新人の新垣邦男さん、日本維新の会公認で新人の山川泰博さんの4任が立候補しました。
自民・前宮崎政久候補「来年は復帰50年の節目を迎えます。我々のこの困った思いを、これからの新しい振興計画に託していかなきゃいけない。私はここは人材育成だと思っています」
N党・新中村幸也候補「今こそ、学校以外での多様な学び方を認め、学校に行かない選択をした子どもたちが学べる環境を整えていく必要があると考えております。私は絶対に、子どもたちの未来を作る。このような気持ちで立候補しました」
社民・新新垣邦男候補「この2区の議席、この議席を相手候補にゆだねると沖縄の基地問題は終わってしまいます。沖縄県民は認めたんだと、沖縄2区の皆さんは認めたんだということになってしまいます。だからどうしても勝たなきゃならない」
維新・新山川泰博候補「普天間基地の危険性の除去、そして那覇軍港の浦添への移設。県外国外含めて、訓練場所の移転も含む新たな基地負担軽減プランを導入したいと思っております」
沖縄市やうるま市、名護市と国頭郡の町村を含む沖縄3区には届け出順に、立憲民主党公認で前職の屋良朝博さん、自民党公認で新人の島尻安伊子さんの2人が立候補しました。
立憲・前屋良朝博候補「安倍・菅政権、沖縄の民意なんてこれっぽっちも聞いてくれないではありませんか。不自由です、今はまさに不自由な沖縄になっています。沖縄を自由にしていきましょう、負けられません。私たちの自由がかかっています。頑張って頑張って走りぬいていきます」
自民・新島尻安伊子候補「教育や医療、そしてお年寄りの高齢者のいろいろ抱えている不安をしっかりと払拭していくような、そういう社会に向ける予算を取ってこれるように、次の沖縄振興法でこの柱を立ててまいりたいと思っております」
本島南部の市町と宮古・八重山を含む沖縄4区には届け出順に、自民党公認で前職の西銘恒三郎さん、立憲民主党公認で新人の金城徹さんの2人が立候補しました。
自民・前西銘恒三郎候補「皆さん、今度の総選挙は、やはりなんと言っても1番大きな課題はこの新型コロナウイルス。私たちの命と暮らしを守る政権を自民党公明党の連立政権でなければできないという選挙になると私は考えています」
立憲・新金城徹候補「一生懸命、夫婦で稼ぐ若いお父さんお母さん、中年のお父さんお母さん、教育の問題で苦しんでおります。このような教育の問題で国民に負担をかけない、これが政府の大きな仕事です。私は保育の問題、教育の問題、教育費の無償化、取り組んでまいります」
今回の選挙で県内では、名護市辺野古への新基地建設を巡る対応や沖縄振興策、新型コロナ対策などついてに論戦が繰り広げられる見通しです。
きょうから12日間の選挙戦が始まり、あすからは期日前投票が始まり、今月31日に投票が行われます。