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年末のウィンターカップをかけた全沖縄高校バスケットボール選手権は17日、男女ともに準決勝が行われ、決勝に進む4校が決まりました。

豊見城・コザ・興南・美来工科。夏の高校総体と同じ4校の顔ぶれとなった男子準決勝。

盤石の試合運びを見せたのは豊見城。中心となるのは、10番・津田剛大(こうだい)と14番・松田悠之介。

小学生の時から一緒にプレーしている2人。息のあった連携で得点を重ね津田が24点、松田が21点と、コザを圧倒。4連覇がかかる決勝へ。満を持して挑みます。 

高校バスケ 決勝のカード決まる

松田悠之介選手「県で勝って全国にも良い形で繋げられたらと思います」

決勝もうひと枠をかけた興南 対 美来工科。興南は身長196㎝の奥浜貫太(おくはま・かんた)を始め大型選手らが試合開始から存在感を発揮。対する美来工科には、ここで負けるわけにはいかない理由がありました。

チームのキャプテン・島袋王鳳(きみたか)が前日の準々決勝で右足首を捻挫し、出場できずにいました。

美来工科 上間玖龍選手「不安などもあったんですけど。(主将は)いつも1人で20点くらい取るエースなので、みんなで協力して戦おうと話しました」

この試合に勝利し来週の決勝までにキャプテンの復活を願う美来工科。キャプテンと同じ3年生の上間玖龍がこの試合で6本の3ポイントを成功させると、これで流れをつかんだ美来工科がチーム全体で16本の3ポイントを決め110得点。

強力なアウトサイドシュートを武器に。美来工科がキャプテンとともに決勝の舞台に挑みます。

高校バスケ 決勝のカード決まる

美来工科 上間玖龍選手「来週はインターハイで(豊見城に)負けたので雪辱を果たしたいと思います」

続いては女子準決勝。この夏、初めて全国高校総体に出場した小禄。立ち上がりはKBCの軽快なパス回しに翻弄され、得点を許します。

緊張気味のチームの雰囲気を変えたのがキャプテンの大嶺。

高校バスケ 決勝のカード決まる

小禄 大嶺華主将「初めてやる相手でみんな固くなっていたので、自分が積極的に声を出して流れが悪くならないようにして」

キャプテンの鼓舞で奮起した小禄。チームの特徴である”5人替え”で15人の選手が3つのグループに分かれて代わる代わるコートに登場!息の合った連係と豊富な運動量で得点を重ね、決勝進出です。

4年連続ウインターカップ出場を狙う西原。Wリーグシャンソンで活躍する知名祐里を姉に持つ知名梨里亜を起点にした攻撃は、ゴール下での強さを見せ快勝。小禄に敗れインターハイに出場できなかった夏のリベンジを目指します。

高校バスケ 決勝のカード決まる

西原 知名梨里亜選手「県内で優勝してウインターカップでベスト4以上を目指します」

ということで、今週土曜日・23日の決勝戦は男子が豊見城対美来工科女子が小禄対西原となりました。QABではこの大会の決勝戦をライブ配信にて実況中継します。

また、その夜にはダイジェストも地上波にて放送予定です。ウインターカップに進むのはどのチームか!ぜひご注目下さい。