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インターネット悪用した犯罪に巻き込まれる被害を未然に防ごうと、警察が自治体や企業を対象としたセミナーを開きました。
県警のサイバー犯罪対策課が実施したセミナーには、県内の企業や自治体などおよそ25団体から情報通信のセキュリティーを担当する人たちが参加しました。
ネットワーク社会の多様化に伴い、犯罪手口の巧妙化と対策の強化でいたちごっこが続いていて、サーバーやシステムに穴がないかを調べる方法を体験しながら実習しました。
セミナー参加者「(セキュリティー強化を)元々ちょっと社内でもやらないと(いけない)思っていた部分があったので、今回学んだことを実際に会社のほうで取り入れて実践できたらと思っています」
県内では2020年の1年間で盗んだ個人情報を悪用した不正送金は41件も起きていて、被害額は3600万円と過去最多になっています。県警は「システムを最新の状態に保ち、セキュリティーソフトも使って対策を施してほしい」と呼びかけています。