「オリジナルの歌をつくる」という創作活動を通して次世代を担う子どもたちの成長につなげるイベントが行われました。2カ月あまり続き、その間、沖縄をテーマに歌詞を考えたりと心躍る体験となったようです。
レコーディングしているのは県内の小学3年生から高校3年生までの子どもたちです。「沖縄市ジュニア合唱団」のメンバーや参加したいと声を挙げたこどもたち13人が参加して、コーラスパートを歌い上げました。
座間味 涼香さん「明るくて楽しいねーって感じで歌っていました」
徳門 優「(歌っていて)楽しかったです」
ワクワクドキドキを合言葉に曲作りに打ち込むことで、夢の実現に向かって挑戦するための自信をつけてもらおうと、愛知県を拠点に音楽を通じて青少年の育成などを行う団体が沖縄を舞台にオリジナルソングの制作を企画しました。
社会福祉音楽推進会 神保 慎一郎 代表理事「これから我々含めですけど、生き方が変わってくるとおもうんですよね、より自分らしくっていうのが求められることになってくる思うんですけど」「今回のこういう経験が、そういうものの一部になってくれたらいいなとすごく思います」
子どもたちが携わったのはレコーディングだけではありません。歌詞づくりにも関わっているんです。2か月前、浦添市西原にある民家の屋上で、歌詞作りのミーティングが行われていました。なぜ屋外のこの場所をミーティング会場をこの場所に選んだかというと、、、
壁に歌詞に入れる言葉を書き込むためなんです。沖縄のイメージを赤や緑のペンキで壁に書き込み、目に見えるようにしていきます。アイデアは尽きることなく、瞬く間に壁は子どもたちの「好きな沖縄」で埋め尽くされました。リモートで参加していた県内出身のアーティストD-51が歌詞とメロディーを作ります。歌詞には「ハイサイ」や「ぬちどぅたから」など、ミーティングで出た言葉も多く盛り込まれました。子どもたちが担当するのは、歌の中で最も盛り上がる「サビ」の部分です。
そして先月下旬に歌詞が完成し、9月23日の収録まで、子どもたちはそれぞれ学校などの合間を縫って自宅などで自主練習を行ってきました。慣れない収録に戸惑いながらも、あきらめずに満足するものができるまで挑戦します。
それぞれの収録が終わり、自分たちの歌ったパートを聞く子どもたちの顔には、晴れやかな笑みが浮かんでいました。嘉数 奏佑さん「歌ってみてちょっと緊張したけど、うまく歌えてうれしかった」「(歌詞の)探しに行こうのところと、愛をうたおうのところを頑張りました」
佐久間そなさん「ドキドキだったけど、楽しかったし良かった」「沖縄のものとかいっぱい歌詞に入れてほしいなって(歌詞作りの時)単語挙げたから、沖縄をいいなって感じてもらえたらうれしな」
宜保 新菜さん「だいぶ納得し行く形で音を出せたんじゃないかと思います」Q100点満点で言うとどれくらい?「もう100点満点ですね」
社会福祉音楽推進会 神保 慎一郎 代表理事「曲がみんなと一緒に育ってきたな、成長してきたなっていうのはすごい感じます」「(子どもたちは)もっと成長いてくるはずなので、どこまで成長するかっていうのも我々も楽しみにしています」
みんなで力をあわせて作った沖縄ソングは、歌詞の一言一言、メロディーの一音一音まで関わった子どもたちにとって大切な宝物となったようです。
今回制作されたオリジナルソングは、11月中旬に動画投稿サイトとホームページで発表される予定です。