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この状況からもう一息感染を抑えられるか勝負の1カ月が10月から始まろうとしています。県内では新たに69人が新型コロナに感染したことが確認されました。

県によりますと、県内では9月29日新たに10歳未満から90代まで69人の感染が確認されました。今週に入って4日連続で2桁の感染者数となり、先週水曜日の9月22日から93人減少しました。

1人の感染者数が何人に感染させるかを示す「実効再生産数」は今週「0.43」で、先週より下がっていて県内では減少傾向が続いています。

また、9月19日から1週間の間に感染が確定した人でワクチン接種の有無を確認できた656人のうち、2回の接種が終わっていない人の割合が9割にのぼっていたことが県の調査でわかりました。

このうち、20代30代の若い世代に限ると2回接種が済んでいない人の割合は97%にものぼっていて、県は積極的なワクチン接種を呼びかけています。

緊急事態宣言が9月30日で解除されますが、県は独自の対策を継続させる方針で、特に夜間の外出を控え混雑している場所を避けることや、沖縄に来る人にはワクチン接種の完了や事前の検査で陰性を確認することなどを求めています。

沖縄 新たに69人感染 2回接種未完は感染リスク高い傾向

きょうの新規感染者は69人です。累計はあと500人ほどで5万人に達します。人口10万人あたりの感染者は43人台が続いていましたが、きょうで37.30人と40人を下回っています。

カレンダーでも減少傾向が続いていることが分かります。水曜日をさかのぼると、わずか1カ月前には最多の800人台でしたが、週を重ねるごとに減り続けています。ただ、このような増減はこれまでも繰り返されている事を忘れてはいけません。

医療の状況です。入院患者数は24人減って200人を切りました。199人です。重症・中等症の方、そして宿泊施設や自宅で療養している方など、ほとんどの項目で人数が減っています。どの項目も8月がピークでしたが、さらに人数が減っていかないと医療現場の余裕にはつながりません。

県の警戒レベルは、療養者数と新規感染者が変わらず「感染まん延期」です。病床占有率などが減っている一方で、きのうよりもさらに感染経路不明の割合が増えています。

きのう火曜日の人の流れです。那覇市松山ではどちらも減っていましたが、その他の場所では1週間前・あるいは前回の宣言中と比べて増減にばらつきがありました。

ただ警戒が必要な状況は変わりません。対策を続けていきましょう。