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県内では9月28日、新たに新型コロナで57人の感染と高齢者5人の死亡が確認されました。

緊急事態宣言は9月30日の期限通り解除されることになり、10月以降の対応について、玉城知事が9月28日の夜に説明する予定です。

県によりますと9月28日、新たに10歳未満から90代まで57人の感染がわかり、8月25日以来およそ1カ月ぶりに前の週の同じ曜日を上回りました。ただ、先週の火曜日は3連休明けで検査の数が少なかったため、県は増加に転じたわけではないと見ています。

また、感染判明後、治療を続けていた高齢者5人の死亡も確認され、死者の累計が300人を超えました。

政府の対策本部会議でさきほど9月末での宣言解除が正式に決まり、5月23日に始まり5度の延長が続いた緊急事態から沖縄がようやく抜け出すことになります。

10月以降の対応について県は、飲食店に時短営業を求めたうえで酒類の提供を認めることなど、玉城知事が9月28日の夜に会見を開いて詳細を説明する予定です。

新型コロナ57人感染5人死亡 宣言解除が正式決定

4カ月以上続いた「緊急事態」解除 期待と不安

緊急事態宣言の解除が決まった県内では日常や経済の回復に期待する一方で、リバウンドを懸念する不安の声も聞かれました。

70代・主婦「(緊急事態宣言が)解除されるかなとは思ってはいたんですけど、不安ではありますね、減り方があまりにも急なので。今までの自粛は続けたいなと思っています」

50代・公務員「心配な面はあるけど、うれしいですね。経済も活性化されると思いますし、飲みにも今より堂々と行けるんじゃないかなっていうのが」

50代・会社員「長い緊急事態宣言が終わって、一区切りかなっていうのと、感染がまた再発、拡大しないように対策もあわせて、やっていかないといけない、気を緩めないでおくということが大事だと思います。感染防止は徹底しつつ、(酒類の)提供も徐々に回復していけばいいんじゃないかなという風に思います」

20代・飲食店従業員「飲食店の従業者なので、ずっと休みだったので、やっと営業もできるかなと思いつつ…。また(感染者が)増えるのかなという感じもありますけど、半年休んでる分、働かんとって思うので…」

濱元晋一郎記者「4カ月あまりの緊急事態宣言の解除に喜びの声が上がる一方、第6波への不安の声も多く聞こえました。元通りの日常を取り戻すには、もう少し時間が必要になりそうです」

4カ月以上続いた「緊急事態」解除 期待と不安