続いてはプロバスケットボールBリーグ・琉球ゴールデンキングスですいよいよ今週木曜日に開幕戦を迎えますが、その大事な試合を前にキャプテンがチームについて語りました。
目前に迫った開幕を前にチームについて語ったのはキングスのキャプテンとして3年目を迎える田代直希。
田代直希主将「今シーズンは新たなメンバーが加わって外国籍選手も変わって帰化選手も入ってラインナップによって色々な顔があるというのが僕たちの強みかなと思うので」
今季のキングスは、ヘッドコーチにbjリーグ時代キングスの指揮を4年間とり2度の優勝に導いた桶谷大ヘッドコーチが9年ぶりに就任。
さらに昨シーズン優勝の千葉ジェッツから移籍した沖縄出身の母を持つコー・フリッピンや日本国籍を取得したビッグマン小寺ハミルトンゲイリー。パワーとスピードを兼ね備えたアレン・ダーラム。そして、ケガのため離脱を余儀なくされましたが東京五輪日本代表の渡辺飛勇が新たに加入し、戦略もバリエーション豊かに。さらに…
田代直希主将「昨シーズンよりもだいぶスタートラインは前から始められた感触はあります」
昨シーズン、西地区王者として日本一を決めるチャンピオンシップに出場したキングス。しかし、準決勝・セミファイナルで千葉ジェッツに敗れベスト4でシーズンを終えました。
田代直希主将「正直昨シーズン自分のできることはすべてやり切ったというくらい情熱を持って練習もしましたしどうしてもそこだけで乗り越えられない壁が確実に目の前にあったのでそれが自分自身昨シーズン痛感した部分だったので」
その試合後、田代はこう話していました。
田代直希主将(5月のCS最終戦後)「毎年毎年メンバーが大きく入れ替わってゼロからスタートするのが例年なんですけど同じメンバーでまた来季始められたらきょうのプレーオフも僕らにとっていい経験 土台にもなるので」
ベスト4敗退の経験をこれからに。その思いが叶い、入れ替えは4人のみで9人の選手が今シーズンもキングスで戦うことになりました
Q.ベスト4の壁を破って日本一を目指すという中で田代キャプテンが感じるチームからの本気度熱量はどんなものでしょうか?
田代直希主将「熱量はメンバーが新しく来た時点で気合入っているんだろうなっていう気持ちは感じましたし。大黒柱のジャックが残ってくれたり得点を取ってくれるドゥエインが残ってくれたり、何より日本人選手でCSという舞台を戦ってきたメンバーが多く残ってくれたのでどういうスタイルで戦おうとか、どのくらいの熱量が必要なのかはチームメイトはほぼわかっている状態なので」
良いスタートを切っている中での開幕戦。その対戦相手・Bリーグ2度の優勝を誇るアルバルク東京は昨シーズンまさかの全体9位から王座奪還を狙い大型補強を敢行。優勝した千葉ジェッツからセバスチャン・サイズ。準優勝の宇都宮ブレックスからライアン・ロシターを獲得。さらにケガから復活した身長211センチのアレックス・カークや東京五輪で日本代表のキャプテンを務めた田中大貴を擁し強敵となります。
そこで大きな力となるのが開幕戦の舞台が「沖縄アリーナ」。しかも開幕2連戦ともに有観客での実施が決まっています。
田代直希主将「何より琉球キングスの強みはファンの方々の存在が一番の強みなので。皆さんの力を全部使いながら戦えるというのが僕たちの大きなアドバンテージになるので。それを僕たちがコートで表現して皆さんにあすへの活力なり勇気や感動を届けられるように努力したいなと思います」
本気で日本一を目指す今シーズン。その一歩目となる開幕戦は30日と来月2日です。
5年前のBリーグ開幕戦と同じカードとなる琉球ゴールデンキングス対アルバルク東京。QABで来月2日の第2戦を実況生中継でお伝えします。ぜひみんなで応援しましょう!