来年春のセンバツ甲子園につながる県高校野球秋季大会がおととい開幕。緊急事態宣言の延長で開幕が遅れ、各チームとも思うような調整ができない中でしたが、初日から熱戦を展開しました!
25日、開幕した秋季大会には、3つの連合チームを含む62校56チームが出場。上位2校が11月に鹿児島で行われる九州大会に派遣され、ベスト4以上の成績を残せばセンバツ甲子園への夢に近づきます。
北谷島海舟主将「仲間とともにグラウンドに立てる喜び仲間とともに戦えることの喜び。一戦一戦全力でプレーすることを誓います」
開幕ゲームは興南対宮古。夏の沖縄大会ベスト8同士の一戦です。この試合を見守っていたのは、2カ月前に引退した宮古の3年生・砂川(すなかわ)大成さん。新チームで1番打者を任された砂川拓也は、ともに切磋琢磨してきた弟です。
砂川拓也選手の兄 大成さん「相手は興南なんですけど名前負けするというより、1回から緊張を見せずに宮古らしく攻めていく感じが見られたらいい」
その思いに応え、砂川は開始早々にチーム初ヒットを放つと…これに2番・島尻恭宇(やすたか)も続き、チャンスを広げます。1アウト後、打席には4番・沖勇作!内野ゴロの間に砂川が先制のホームを踏みます!
砂川拓也選手の兄 大成さん「流れものっていたの思うので先制点をとったのは大きかったと思う」
さらに流れを引き寄せたい宮古は3回、2アウトながらチャンスを作ると…打席には5番・新里竜正(りゅうせい)2点タイムリー・2ベースでさらにリードを広げます。
しかし、ここから興南に猛追されます。1点をかえされ迎えた5回には、1番・仲程雄海(おうか)の犠牲フライで1点差に。
そして6回でした。8番・安座間竜玖(あざま・りく)の逆転打を含む3連続タイムリー。興南の意地を見せつけられます。
逆転を許した宮古。それでも8回、2アウトから満塁のチャンスをつくると打席には砂川!伝統校を相手に宮古の初戦突破はなりませんでした。
砂川拓也選手「序盤リードして勝てそうだったのでそこから負けたのが悔しい。沖縄で一番のチームを目指して絶対リベンジして頑張りたい」
砂川拓也選手の兄 大成さん「次の大会にも自信につながると思ったので良かったかなと思う。(拓也選手は)チームを引っ張っていける良い存在になっていくと思う」