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きょうから始まる新コーナー「アスリートフォーカス」をお伝えします。県内のアスリートをご紹介していくのですが、その競技や活動が沖縄の子どもたちや地域にどう役に立っていくのか、そしてどうすればアスリートの環境を良くしていけるのかということも考えていきます。

第1回目のゲストは、陸上選手としてだけでなくアスリートのマネジメント会社を立ち上げなど、起業家としても注目されています。アスリート工房代表の譜久里武さんです。

譜久里武さん「4月から陸上だけではなく、さまざまなスポーツとアスリートをサポートする『沖縄スポーツマネジメント』を立ち上げて活動しています。よろしくお願いします」

まずは譜久里さんのこれまでの活躍、そしてこれからの活動への思いをVTRにまとめています。こちらからご覧ください。

「アスリートフォーカス」譜久里武さん

マスターズ陸上で活躍する50歳、譜久里武選手。40代の日本人アスリートで初の100m10秒台の達成をはじめ、2016年の世界マスターズ陸上では銀メダルなど国際大会で活躍。目指しているのは日本人初の50歳代で100m10秒台です。

譜久里武さん「しっかり前に前に進むという力を意識して。どうしても年が重なってくると、テクニックだけにこだわって本来の前に行く野性的な感覚がなくなるので、それは意識している」

2018年の世界マスターズ4×100mリレー、49歳までのクラスでは2015年大会に続く2回目の金メダル。さらに翌年のマスターズアジア大会では4×100mリレー、49歳までのクラスで第一走者で出場。好スタートでチームに勢いをつけるとアンカーで北京オリンピック銀メダリストの朝原宣治さんがトップでゴール。43秒27の世界記録を打ち立てました。

「アスリートフォーカス」譜久里武さん

活躍は競技に留まりません。子どもたちに、かけっこから始めて走ることや運動することの楽しさを知ってもらおうと、2013年にアスリート工房を設立。いまでは保育園児から80代まで600人余りの会員がいて、若手陸上選手たちの育成の場にもなっています。

「アスリートフォーカス」譜久里武さん

さらに今年4月には、陸上だけでなくさまざまな競技で活躍するアスリートや元選手、指導者達の活動を支援する「株式会社 沖縄スポーツマネジメント」を立ち上げました。メンバーは球技や格闘技など多岐にわたり参加しています。

譜久里武さん「(アスリートが)スポーツで生活できるような環境も、1人ひとりうまく悩み相談を聞きながら構築していきながら提供していけたらということ、今後、沖縄で活躍していくであろう子どもたちに何とか(アスリートの経験を)還元していきたい」

コロナ禍ではありますが、その先を見据え、県内のスポーツ関係者や企業にイベント企画を提案したり意見交換を行っています。そこには譜久里さんの活動を支える頼もしいパートナーたちの姿があります。

FECオフィス・山城智二社長「沖縄のスポーツも全ジャンルの部分で、もっともっとエンターテインメント化ができればアスリートの価値を一般の皆さんにも知ってもらえるのではないかと、可能性としてはとてもあるのではないかと思っている」

琉球パートナー物流・上原尚師社長「配送を通して企業と繋がりがある。応援したいという企業はたくさんあるので、その部分ではいま配送をやっているビジネスとアスリートを応援するというビジネスがうまくマッチングできると思う」

スポーツをビジネスにすることでアスリートにも、そして沖縄の子どもたちや地域にもプラスになる環境づくり。譜久里さん、そして沖縄スポーツマネジメントの展望を詳しく聞きます!!

「アスリートフォーカス」譜久里武さん