沖縄の言葉を未来へ繋いでいこうと毎年冬に実施されている「しまくとぅば検定」。今月から申し込みが始まっています。去年、金城さんと沼尻さんも受験しましたよね。2人とも9・8・7級に合格しました!
今回はさらに新しい挑戦もあるということで、今年の検定について聞いてきました。
「しまぬくとぅば、わしりーねー、国んわしゆん」
しまくとぅばには、それぞれの地域の歴史や文化が詰まっています。
県が行った2020年度の県民意識調査では、しまくとぅばに「親しみを持っている」もしくは「どちらかといえば親しみを持っている」と答えた人の割合は、あわせて84.8%。調査開始以来、最高となりました。
また、子どもたちへの継承について、「使えるようになってほしい」と答えたのは、あわせて82%。多くの人が未来を担う子ども達に、しまくとぅばを話してほしいと願っているのです。
しかし、子ども達は…「わかんなーい」「古い方言だと思ってる。昔の言葉」
しまくとぅばに触れる機会が少なくなっている子ども達にも、楽しみながら勉強してもらおうと始まったのが「しまくとぅば検定」です。
去年は9級~6級が設定され、おととしの受験者数の2倍以上となる、869人が挑戦しました。
しまくとぅば普及センター・波照間永吉センター長「泊小学校、それから宜野湾小学校では学校単位で、この9級検定問題を受けてくれたんですね。合格率も、なかなかいいんですよ。80パーセント以上の学校受験の子どもたちが合格してくれました。」
コトハちゃん「へ〜。みんなしまくとぅばの勉強、頑張ったんだ〜!今年もしまくとぅば検定、楽しみだね~!波照間センター長、今回は、レベルアップした『5級』が登場するんですよね!」
波照間センター長「5級はもう中学校の3年生クラス。昔でいえば15歳になるともう一人前なんですよね。その一人前の方々の島言葉の力をぜひ発揮していただきたい」
コトハちゃん「どんな内容なのか、ちょっとだけ教えてください!」
波照間センター長「例えば、あーまんという言葉が出てくると。これは、ヤドカリのことです。ちゃんとヤドカリと書けるかどうか。こんな簡単な問題が出るかどうかは、わかりませんよ(笑)。しまくとぅばの文を読んでしっかり訳できるか」
コトハちゃん「それから、それから!今年は、中南部だけじゃなくて、3つ地域の言葉の検定も加わるんだって!」
波照間センター長「本部渡久地、八重山しぅまむに、どぅなん与那国言葉が新たに加わったんです。与那国言葉には与那国の単語帳が9級が作られます。それから、八重山しぅまむにについてはすでに去年9級の単語帳が出ておりますので、単語帳を使ってやっていただく。」
コトハちゃん「最後に、しまくとぅばで一言!みんなも、波照間センター長が何て言っているのか考えてみよう!何て言っていたのかな〜?」
波照間センター長「みなさん、私たち沖縄県しまくとぅば普及センターが手掛けているしまくとぅば検定。これは私たちのしまくとぅば、私たちの宝であるしまくとぅばを子や孫、そして末代まで伝えるための取組みです。どうぞみなさんで受けてみてください。面白いですよ!」
コトハちゃん「波照間センター長、いっぺーにふぇーでーびたん!またあしば!」