沖縄のお隣、台湾の様々な情報をお届けする「わんさか台わん」です。今回は、コロナ禍の街の様子や飲食・ホテルなどの取り組みをお伝えします。
5月中旬、感染者が急増した台湾。5月19日からは、4段階ある警戒指数の中の3級が設定されました。
これはロックダウン相当とされるレベルで、学校・会社はオンラインへ切り替わりレストランでの飲食やお寺などへの参拝の禁止、夜市の営業中止など厳しい規制の中での生活が続きました。
1日の新規感染者数が過去最多の723人まで達したこともありましたが日本からのワクチン提供などを受け、高齢者・医療従事者・教育関係者などの接種にはじまり、現在は、38歳以上の人々が接種しています。
ロックダウン相当の警戒指数3級は当初5月下旬の解除を予定していましたが、4回延長され、先月27日にやっと解除されました。現在は警戒指数2級。少しずつ以前の生活を取り戻しています。
こちらのお宮では、一度に参拝できる人数を制限し定期的に敷地内を消毒しながら参拝者を迎えています。
また台湾中部にある登山で人気の山でも入山者数は規制されているものの人々は、久しぶりの山の空気を満喫していました。
訪れた人「マスクはしていますけど、空気の新鮮さが明らかに分かりますね。」
とはいえ、まだ感染対策をしながらの生活は続きます。
青い光が照らされたホテルの部屋。このホテルでは紫外線の光を利用した消毒ランプを設置し、ホテルの各部屋の殺菌を行っています。
休業中に 部屋の設備を整えたり最新の機器を取り入れたりとアフターコロナを見据えています。
飲食業界はテイクアウトに力を入れています。サシの入ったお肉に魚介類。こちらは、普段火鍋を提供するお店です。
家での食事を少しでも贅沢に楽しんでもらいたいと火鍋の具材に焼肉もセットにした持ち帰りメニューを売り出しています。
さらに、高級ホテルのレストランでは、ビュッフェ会場をテイクアウト専用の販売所に切り替えました。
ポークリブやロブスターなどホテルならではの贅沢なメニューを提供し3日で3千食を売り切りました。台湾のテイクアウトグルメ、今後も進化し続けていきそうです。