154人が新型コロナに感染したという一報に県内に衝撃が走りました。玉城知事が「第5波に突入したというほかない」と強い危機感を示しました。
玉城知事「もはや第5波に突入したのではないかと言うほかないと考えております。加えて第4波の影響を脱していない状況で、まだ県内の感染状況が回復していない状況で第5波を迎えることには非常に大きな警戒感を持っています」
玉城知事は「ここで抑え込まなければ第4波より厳しい事態を招きかねない」と強い危機感を示しました。
県によりますと7月20日新たに10歳未満から80代までの男女あわせて154人の感染が確認され前の週の同じ曜日と比べて2倍以上と急激に増加しています。県は感染急拡大の要因について若い世代による飲食を通じてデルタ株による感染が一気に広がったとみていて今のところ、ワクチンの効果で高齢者への広がりは少なくなっていますが高齢者との接触機会を減らす必要があると分析しています。
県内では新たに5カ所でクラスターが発生していて社会福祉施設と飲食店はあわせて4カ所にのぼり利用者や客がマスクをつけていませんでした。また、1つのスポーツチームでは症状があったのに練習に参加していた人がいたということです。
玉城知事「県民の皆さんあなたがコロナウイルスに罹患すれば家族やその周囲にもうつっていく可能性があります。新型コロナは40代50代でも重症化する可能性のある決して侮ってはいけない感染症です」
また、台風6号の接近に伴いワクチンの集団接種が取りやめになっています。
2カ所ある県の広域接種センターでは7月20日の接種を中止し、7月23日の午後3時から午後5時に受け直せるよう振り替えています。
那覇市は12の会場で実施していた7月21日の集団接種を中止していて、3週間後の8月11日に同じ会場で接種できるよう手続きを進めています。県と那覇市は振替日とは別の日に接種を希望する人は改めて予約をやり直すよう呼びかけています。