※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
普天間基地で保管のPFOS汚染水 県がサンプリング

人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物・PFOSで汚染された水をアメリカ軍が基地の外に流そうと計画している問題で、県は7月19日、汚染水が保管されている普天間基地に入ってサンプリング調査を実施しました。

県によるサンプリング調査は7月19日の朝に普天間基地内で行われ、アメリカ軍が基地の外に流そうと計画しているPFOSの除去処理を施した水およそ500ミリリットルを貯水タンクから採取しました。

うるま市にあるアメリカ陸軍の貯油施設で、6月の大雨によってPFOSを含んだ汚水が基地の外に漏れ出る事故が起きていました。普天間基地では、訓練などで出たPFOSを含む汚水をタンクで保管しています。

アメリカ軍が日本の飲料水の環境基準を下回るまで処理して宜野湾市の下水施設に流すことを検討しています。しかし、県と宜野湾市は安全性が担保されるのか疑問が残っているとして、汚水の基地外放出に反対しています。

放出しようとしている水に残存するPFOSの量について県と国、アメリカ軍の3者で検査したうえで分析結果が公表されることになっています。