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火災で焼失した、首里城正殿の復元に使用される赤瓦の試作品の製造が、9月に始まることになりました。
6月30日の技術検討委員会では、復元に使用する赤瓦について県内製造業者と県工業技術センターの2カ所で、9月に試作の瓦をつくって比較していくことを確認しました。
正殿前の御庭などに敷かれてる「磚」と呼ばれるタイル状の赤瓦も同様に県内で試作を重ねていきます。また、復元に使う木材「イヌマキ」は九州産のものを調達し、外壁や窓のひさしの霧除に使われます。調達できない場合には「ヒノキアスナロ」を代用します。
正殿に施された木材の彫刻には、国産のヒノキやクスノキを用いることが決まっていますが、前回の復元の時に活用したタイワンヒノキは新型コロナで現地調査が難しく、オンラインで台湾の専門家と協力しながら、木材の品質確認とともに太さや長さを計測するということです。