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首里城再建の際に、正殿前の大龍柱の向きについて開かれた議論の場をもって「横向き」か「正面向き」か決めるべきだと、市民団体のメンバーが訴えました。
6月29日に会見を開いた首里城再興研究会など市民団体のメンバーは、首里城の大龍柱の向きについて、国の技術検討委員会が進めている横向きではなく、正面向きではないかとする意見を主張しています。
現在、国の技術検討委員会では大龍柱の向きについて、1768年に首里城が修理工事の際に作成された寸法記の絵図を根拠にあげ、横向きにするとしています。
しかし、1877年にフランス人のルヴェルトガによって撮影された写真では正面向きになっており、市民団体のメンバーらは「大龍柱の向きについて議論はまだ充分でない」として「県民からも広く意見を求め、開かれた議論の場をもって決める必要がある」と訴えました。