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首里城の再建に向けた技術検討委員会で塗装に使われていた「漆」が火災の勢いを強めた原因とは言えないという実験結果を得られたことがわかりました。

首里城復元の技術検討委員会・高良倉吉委員長「前回の復元と同じように正殿がちゃんとしっかりと塗装・彩色をされていたということを踏襲して、再現・復元を行うということが可能になったという、その1つのワンステップという情報をいただいた」

2019年の首里城火災で被害が大きくなった要因のひとつに塗装に使われていた「漆」が指摘されていましたが、火災で焼け残った壁を用いた東京理科大学の実験で「漆を使用したから燃えやすかったわけではない」という結果が得られたと報告されました。

6月24日の会議では2022年度の着工を目指している正殿の復元について、木材を加工する倉庫など3つの施設が仮置きされ、そこには燃えやすい資材が多く集まるため、火災報知器や屋内消火栓など防火対策を十分に講じていく必要性を確認しました。

「漆」首里城火災の勢い強めたわけではない