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人工授精による繁殖に成功したシラヒゲウニを小学生と高校生が一緒になって海に放流しました。
6月24日はあいにくの雨模様のなか2020年11月に人工授精で繁殖し2cmから5cmに成長した4000匹のウニが糸満市の喜屋武漁港沖に放流されました。
シラヒゲウニの繁殖・生産を全国で唯一行っている沖縄水産高校では水産業や環境問題への関心を高めてもらおうと4年前から地元の小学校と一緒にウニの放流を行うようになりました。
シラヒゲウニの漁獲量の減少が深刻になっていて、1975年にはおよそ2200tあったものが2013年には2tと1000分の1にまで激減しています。そのため、各地の漁協では自主的にウニの漁を禁止しています。
沖縄水産高校3年生「シラヒゲウニは年々少なくなっているので、小学生との交流を通して、環境をよくしつつ、小学生にも知ってもらったので、良い実習でした」
放流に参加した小学6年生「普段はできない貴重な体験をして、生き物の大切さを学ぶことができました。元気よく大きく育ってほしい、という願いです」
沖縄水産高校では今後もウニの研究を続けることにしていて10月ごろには再び人工授精を行うということです。