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慰霊の日を前に、糸満市では平和祈念像のほこりを払う行事が行われました。
これは慰霊の日の前と大みそかの年2回おこなわれる「浄め」の行事で、黙とうのあと、職員が高さ12メートルの像にあがり、丁寧にほこりをふき取りました。
平和祈念像は、戦没者の慰霊と平和への強い祈りを込めて県出身の彫刻家であり日本画家の山田真山さんが18年の歳月をかけて完成させたもので、内部には平和の礎の刻銘者名簿が納められています。
平和祈念堂の運営団体・沖縄協会の新垣昌頼専務理事は「亡くなられた方への慰霊をするところ、そして平和の発信するところで建てられた平和祈念堂でありますので、たくさんの県民の方にもいらしていただきたい」と話します。
年間6万人あまりが訪れる平和祈念堂ですが、2020年度は新型コロナの影響を大きく受け、入場者数が2019年度より9割近く減少しています。