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津堅島の畑にアメリカ軍のヘリが不時着したトラブル。現場では、6月4日も軍関係者が復旧作業を行っていますが、地元のうるま市長が沖縄防衛局を訪ね、今回のトラブルに対して抗議しました。

ヘリが不時着した津堅島の現場の畑では、土地の管理者によりますと周辺ではスイカを植えたり9月からニンジンを植えたりするための作業を行っていたということです。

土地の管理者伊覇徳三さん「故障のため降りてるっていうからべつに、もう海に降りたら死ぬし、もう仕方ないですよ」

現場では、朝から海兵隊員が作業をする様子がみられ、6月4日午後2時すぎに、アメリカ軍のヘリ2機が相次いで現場近くに着陸し、物資や人員をおろす様子が確認できました。

アメリカ軍は、トラブルを起こしたヘリの今後について、「あすの夕方までに飛行できるように修理をしている」としたうえで、「修理が出来なければ、島に来週の半ばまで残る」と回答しました。

今回のトラブルを受けてうるま市の中村正人市長は沖縄防衛局を訪れ、アメリカ政府に対し飛行経路の変更や夜間訓練の中止、事故原因の究明が図られるまで同型機の飛行の中止などを要請するよう伝えました。

中村正人うるま市長「事故現場は民家からわずかしか離れておらず、一歩間違えると大惨事に繋がりかねない事故であり市民に大きな不安を与えたことに強い憤りを覚える」また、島に残っているヘリについて「平穏な生活を取り戻すためにも、早めに対応し、撤去してほしい」と求めました。

対応した田中利則防衛局長は「アメリカ側に運用に関して安全の確保に万全を期すよう求めていく」と述べました。

  津堅島の米軍へり不時着 うるま市長抗議