県内では6月2日、新たに新型コロナに感染し治療を受けていた高齢者1人の死亡と、男女あわせて297人が感染したことが分かりました。
県は、6月2日新たに新型コロナに感染し治療を受けていたうるま市在住の90代男性が死亡したと発表し、これで県内で亡くなった人は合計で152人になりました。
また、感染が確認されたのは10歳未満から90代の男女あわせて297人で、これまでの県内の累計感染者数は1万7564人になりました。
6月2日を含めた1週間あたりの新規感染者数も1821人で、人口10万人あたりだと124.83人になりました。
6月2日の感染者を年代別でみると20代が最も多く49人、次いで40代が48人、30代が47人となっているほか、10歳未満から10代の感染者も58人となり全体のおよそ2割となっています。
那覇市内のこども園2カ所と県立学校など、あわせて5例のクラスターが確認されていて、とくに10歳未満の感染者の増加について、県は変異ウイルスの感染力の強さが増加につながっていると分析しています。
感染状況をまとめて見ていきます。きょうの新規感染者は297人、累計は1万7564人です。人口10万人あたりの新規感染者は124.83人と依然高くなっています。カレンダーを見ていきますと、きのうに続き前の週の同じ曜日より減ってはいますが、その差はわずか5人です。
医療の状況です。入院患者数は607人、重症が18人、中等症は380人です。入院調整中の方は43人増えて696人、700人近くが入院できずにいます。
県の警戒レベルは、療養者数・病床占有率・新規感染者・陽性率が「感染まんえん期」。このうち病床占有率はきのうより1.6ポイント増えて99.5%とさらにひっ迫しています。
きのう月曜日の人出も見ていきます。きのうは那覇空港で大幅に増えていた以外は、軒並み人出が減っていました。
今月はこの1カ月だけで累計感染者の4分の1を占めるなど、深刻な状況が続いています。「不特定多数の人がいる場所には行かない」「大人数での会食は避ける」感染対策をしっかりしていきましょう。