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先月開催された競技なのですが、新型コロナ対策による時間短縮で1試合だけできなかった女子シングルス決勝がおととい行われました。

県高校総体 バドミントン 女子シングルス決勝

おととい夕方、普天間高校の体育館。シャトルを打ち合う音が響きます。コート上には県総体女子シングルス決勝に進んだ普天間2年の新垣愛選手、そしてもう1人が同じく普天間3年の上里蓮選手。

先月行われた県総体ダブルスではコンビを組んで準優勝して、すでにインターハイ出場を決めました。このシングルス決勝も先月行われるはずでしたが…

上里蓮選手「(会場の体育館の)使用時間が午後5時までで、試合(女子シングルス決勝)をやったら時間が過ぎてしまうということで、後日、この日になった」

新垣愛選手「ちょっともの寂しかった決勝にしては、最後まで決勝ができたのでそれは良かった」

コロナ禍で、体育館の使用が制限された影響で、2人の母校で決勝戦が行われたのです。

1セット21点で2セットを取った方が勝ちとなる試合。後輩ながら、新垣選手の存在が自分を強くしてくれたと語る上里選手は、強気にラインぎりぎりのコースを攻めていきます。

一方の新垣選手。シャトルがアウトになるかどうか見極めつつ、さらに厳しいコースへと打ち返しました。

第1セットは新垣選手が奪いました。仲間のサポートやアドバイスを受け、サイドが変わった第2セット。序盤は最後の夏となる3年生上里選手がリードします。その一方で…

新垣選手「速いスピードを伏せていこうと思って、ショートサーブに切り替えて、そこから自分がやりたいようにゲームメイクしていった」

逆転に成功した新垣選手。そのまま一気に得点を重ねました。セットカウント2-0。去年秋の新人大会につづいた直接対決は再び2年生・新垣選手に軍配が上がりました。

県高校総体 バドミントン 女子シングルス決勝

2人はインターハイにダブルス、そしてシングルスでも県代表として出場します。

上里選手「コロナ禍の中でうまく練習できない時間とか練習量が減ったりしているが、九州・全国に行くときには勝てる試合、絶対に気持ちで負けない試合をしていきたい。それ(準優勝)は悔しい。やっぱり(愛さんは)強いなと改めてこの試合で思った。それでも自分がここまで2位に来られたのも愛さんがいたから、もっと頑張ろうという支えになったので感謝している」

新垣選手「ダブルスのペアとしても全国があるので、明日からまた頑張っていこうと思った

ライバルでもあり、大切な相棒でもある2人の夏は、全国の舞台まで続きます。

県高校総体 バドミントン 女子シングルス決勝