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新型コロナの影響で休館していた那覇市にある「ひめゆりピースホール」が、平和と文化を発信する拠点として再始動することになりました。

栄町市場の中にある「ひめゆりピースホール」は、53年前にひめゆり学徒隊の母校である沖縄師範学校女子部と県立第一高等女学校跡に建てられたものです。

ひめゆり同窓生の活動拠点として長年親しまれたのち、2018年には平和や文化を発信する施設として使われていましたが、新型コロナの影響で去年12月から休館に追い込まれていました。

この場所を歴史に埋もれさせないようにしようと、5月から劇場として再始動することになり、演劇やコンサートなどを通して沖縄が抱える社会問題や平和について発信していきます。

県芸術文化振興協会 下山久代表理事「沖縄の心を伝えられる舞台、それをここでやることによって、多くの人たちに沖縄というものを知っていただきたい」

再始動後初の公演は、戦後の苦しい中を生き抜いた沖縄の人々の姿描いた舞台「島口説」で、5月24日から上演予定です。

ひめゆりピースホール 平和と文化の発信拠点に