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戦前から戦後にかけての沖縄の庶民像を描いた本「眉屋私記」の石碑が、作品のルーツである名護市に建てられました。19日に開かれた除幕式には、地元の中学生や作者・上野英信さんの親族などが参加し、石碑の完成を祝いました。
1984年に刊行された「眉屋私記」は、名護で「眉屋」と呼ばれた一族の戦前から戦後にかけての歩みを記録した作品で、かつて沖縄で貧しい家庭では当たり前とされた移民や遊郭への身売りなどが丹念な取材をもとに描かれています。
屋部中学校生徒会「上野英信先生が紡いでくれた『眉屋私記』という素晴らしい財産を大切にし、たくましく生き抜いた屋部人の魂を受け継いでいきたい」
石碑を建てた有志の会のメンバーらは「眉屋私記」を後世に読み継いでいきたいと話していました。