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県内の新型コロナの状況ですが、感染者数がゴールデンウィーク以降の急激に増えています。これを受け県は、国の緊急事態宣言の対象地域に加えるよう要請する方向で調整していることがわかりました。

ゴールデンウィーク以降の県内での新型コロナの感染者数は100人を超える日が多くなり4月12日から始まった県内16市町へのまん延防止等重点措置の適用や時短要請での感染対策では歯止めが効かない状況になってます。

県は5月17日午前新型コロナの対策本部会議を開き国に対して緊急事態宣言の対象地域に加えるように要請する方針を決めました。

5月17日午後4時から開かれた経済業界関係者らと会議の冒頭、照屋副知事は理解を求めました。

照屋副知事は「県としましては、飲食店を介した感染拡大が再び増加に転じていることを鑑み、飲食店に対して、酒類の提供を行わないよう要請することやさらに厳しい対策として国へ緊急事態宣言の対象に加えるよう要請することなどの必要性などを検討いたしております」と述べました。

5月17日夜、専門家などから意見を聞いた上で5月18日にも対策本部会議を開き、対象地域へ加えるよう国に要請することを決めます。

県の関係者は、「先日追加された北海道や岡山県と状況が似ている」と話し県内での感染状況をみて「やむを得ない」と話してます。

石垣市 高齢者への集団接種始まる 石垣市 高齢者への集団接種始まる

石垣市でも、5月17日から65歳以上の高齢者への集団ワクチン接種が始まりました。

石垣市では、先行接種を終えた介護施設などに入所している高齢者を除いた65歳以上の接種が始まり、会場には電話やインターネットで接種の予約した市民が次々と訪れていました。接種を終えた人は「ひと安心というところです。」と話しました。また別の接種を終えた人は「娘たちが(予約を)取ってくれてまず、ちょっと安心ですよね」と述べました。

受付初日の5月12日には、電話での受付が繋がりにくい状況があったものの現在は、改善されているということです。

石垣市によりますと高齢者集団接種の対象者はおよそ6300人で1回目が、5月17日から6月5日まで、2回目は、6月6日から6月30日まで行うということです。

DiDi、ワクチンサポートデモ配車撮影会 DiDi、ワクチンサポートデモ配車撮影会

インターネット予約でワクチン接種の優先対象者を「サポート」するサービスが始まります。

「ワクチンサポート」は、新型コロナワクチン接種の優先対象となる医療従事者、65歳以上の高齢者や基礎疾患のある人などを対象に、タクシークーポンを提供し支援するものです。

寺崎未来アナは「アプリを使って専用のタクシーを呼び、クーポンを事前に発行すると、ワクチン接種会場に向かうことができます。」と伝えました。

ワクチン接種の優先対象者は、タクシー配車サービス「DiDi」で予約することで、往復3000円分のクーポン券を事前に発行し、利用ができるということです。

DiDiモビリティジャパンの鈴木邦彦さんは、「沖縄であれば県民の皆様のワクチン接種に少しでも弊社のサービスを通じて促進することに協力できたらと思っています。」と話しました。

「ワクチンサポート」は今月20日から運用を開始し日本国内14の地区で行われるということです。

新型コロナ 1人死亡59人感染 新型コロナ 1人死亡59人感染

感染の高止まりが続いています。県内では5月17日新たに59人の感染と1人の死亡が確認されました。

県によりますと死亡が確認されたのは感染が判明した後、入院して治療を受けていた南部保健所管内に住む60代の男性です。これで、県内で新型コロナに関連する死者の数は142人となりました。

県内では5月17日新たに10代から80代の男女あわせて59人の感染もわかり5月10日の週月曜日の感染者数36人を上回りました。5月17日感染が確認された59人のうち、半数以上にあたる39人の感染経路が現段階で明らかになっていません。

南城市や糸満市の高齢者施設など新たに4カ所でクラスターが確認され、これで県内で確認されたクラスターは175例になりました。