5月12日も新たに10人の感染者が確認され感染拡大の懸念が強まっている石垣市では、5月12日から「まん延防止措置」が適用されます。
市内の繁華街は閑散としていて、5月31日まで続く措置の期間中は休業を選ぶ飲食店も少なくありません。ペンションと飲食店を営む男性は重点措置区域への追加が発表された直後からキャンセルが出始めるなど影響があったといいます。
CafeCocoLaGato福原崇緒オーナー「まん延防止に追加されたというニュースが流れた後で、ペンションのキャンセルのファックスが増えたので、やっぱりお客さんも気にしているのかなという感じですね」
店では時短要請を受け入れて夜8時までの営業を守りながらコロナ禍でも収入を確保するため、テイクアウトやデリバリーなど新しい取り組みを始めましたが、コロナの見通しが立たないなか対応に苦心しています。
CafeCocoLaGato福原崇緒オーナー「お店としてビニールシートだったり消毒だったり検温だったり、スタッフのマスクもそうですが、対応はしているが、効果自体はわからないし、リバウンドで何度も緊急事態になって、解除されてというのが続いて正直店としては、早く何とかしてほしいなというのが正直な印象」
梅雨が明け夏になり、本格的に観光シーズンが始まろうとするなかで、島の観光業者の間には危機感が生まれています。
CafeCocoLaGato福原崇緒オーナー「今年の夏(観光客が)来られないと、2年連続ということになるので、観光の島としてはかなりの打撃で辛いお店も多いですし、この夏に来てくれないと耐えられないような状況になるのではと思っています。かなりしんどくなるのではと」
夏までの収束が見通せないなかで、頼みの綱はワクチン接種です。
CafeCocoLaGato福原崇緒オーナー「これから集団接種が始まっていくみたいなので、ワクチンがある安心感で島の人たちがもう少し動けるようになればいいと思うが、早いところ収束してほしい」