「まん延防止措置」適用から5月12日で1カ月ですが、感染拡大に歯止めがかかりません。県内では5月12日男性1人の死亡と新たに109人が新型コロナに感染したことが分かりました。
県によりますと、亡くなったのは南部保健所管内に住む90代男性で、県内で亡くなった人の累計は、140人となりました。また、5月12日新たに10歳未満から80代の男女あわせて109人の感染が確認され、累計感染者数は1万3372人となりました。
2021年5月に入り、初めて2日間連続で新規感染者が100人を超えました。感染がわかった人のうち30人は感染者との接触を確認してますが、残り79人の感染経路が不明です。
居住地別では那覇市が31人、中部保健所管内で36人、5月12日からまん延防止の対象地域となる石垣市では10人などとなってます。
5月12日を含めた1週間あたりの新規感染者数は594人で、人口10万人あたりだと40.72人となり、2021年4月27日以来、40人台を超えました。
まん延防止措置の適用から、5月12日で1カ月となり、県は改めて「感染拡大を抑え、医療のひっ迫を防ぐためにも、事業者や県民の協力が必要」と呼びかけています。
感染状況をまとめて見ていきます。きょうの新規感染者は109人、累計は1万3372人です。人口10万人あたりの新規感染者は40.72人です。
カレンダーを見ていきます。きのうの132人につづいてきょうも100人越えとなりました。水曜日としても1週間前、2週間前と比べると増えています。
医療の状況です。入院患者数は395人、重症が15人、中等症は170人です。入院調整中の方は、きのうより25人増えて240人、そしてきょうは90代の男性1人が亡くなりました。
県の警戒レベルは、療養者数・病床占有率・新規感染者が「感染まんえん期」です。重症者用の病床占有率は5.5ポイント増えて53.6%となりました。また感染経路不明は68.5%です。きょうの感染者、109人のうち79人が感染経路不明です。
きのう火曜日の人出です。1週間前との比較では那覇空港以外の場所で増えていました。特に県庁前駅では264.2%、那覇市松山では37.2%です。
引き続き感染対策しっかりしていきましょう。