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県内の行楽地は、例年とも去年とも違う、「ウィズコロナ」のGWを迎えました。

男性「ちょっと自粛ムードなので、特にやることは決まってないですね」

男性「そうですね、空いてれば入る立場になるんですけど、万全の対策で行ければ」

コロナ禍でむかえる2年目のゴールデンウィーク、県民からは戸惑いの声が多く聞かれました。県内の行楽地でも、去年に続きイベントの中止が多くみられます。

例年は、BBQを楽しむ人でにぎわう豊見城市のオリオンECO美らSUNビーチ。GW期間中もBBQエリアを開放することにしていますが、予約状況に異変がおきていました。

Q.予約状況は? オリオンECO美らSUNビーチ 久田友一郎所長「(BBQの)テントが約50張あります。その中でも一日で多くても10張埋まるか埋まらないかというところになっていますね」

コロナ禍2年目のGW ウィズコロナの模索続く

それでも、去年から続く苦境を乗り越え、巻き返しを狙います。

オリオンECO美らSUNビーチ 久田友一郎所長「密接・密集の可能性があるところとして、トイレとかロッカー。その部分の密にならないような対策というのをスタッフで巡回しながら、入場者数が増えてきたときはライフガードと連携して、アナウンスしながら、密接・密集しないようにと声掛けしています」

ほかにも全エリアの抗菌処理を施すなど、徹底した感染対策で安心してレジャーを楽しめるよう用意をしています。

人との集まりや外出を控えるなど、県内で自粛ムードが広がる中、ほかの施設では、空間の利点を利用した集客が行われています。ここ、ビオスの丘ではGW期間中、感染対策を十分に検討したうえで、屋外でのイベントが多く企画されています。うるま市にあるビオスの丘では水牛乗り体験やこどもの日の入場無料など、ファミリーをターゲットにしたイベントが行われます。

らんの里沖縄 山口行孝取締役部長「水牛乗りもいろいろあったんですけれども、1時間あたりにできる人数をちょっと減らして事前に時間を決めていただいたうえで乗っていただければ他の人と会う機会が少なくなるなということで行うことにしました」

コロナ禍2年目のGW ウィズコロナの模索続く

こんな時期ですけどたまには家族で広々としたところでのんびりしていただくのもいいのかなと考えております。

こちら、おきなわワールドでは、例年夏に開催している洞窟探検ツアーをこのGWに緊急開催することになりました。このつらら石から滴る水!非日常的です。

おきなわワールド ケイビングインストラクター 兼元佑太さん「観光ルート890メートルの中にですね、出入り口がいくつかございまして、この洞窟の中の空気の循環が大体20分くらいで完了するので、こういったコロナの対策とかもできているんじゃないかと。玉泉洞の観光ルートは行ったことあるけど探検ルートは通ったことないという人は、本当に違った景色がみられるのでおすすめしています」

コロナ禍2年目のGW ウィズコロナの模索続く

おきなわワールド ケイビングインストラクター 兼元佑太さん「大体ですね、腰くらいまで水につかる場所があったり、運が良ければ洞窟の中に住む小さいコウモリも見ることができるかもしれません」

洞窟を90分で回るツアーを一日一回。15人限定で開催しています。また、入場時の消毒やマスク着用のお願いで、感染対策も徹底します。

国頭村にある比地大滝キャンプ場では、GW中のテントの予約がすでにいっぱいだといいます。

「道の駅」ゆいゆい国頭 田場聡さん「隣同士かなり間隔を開けて、ソーシャルディスタンスで」「健康管理をしっかりして国頭のキャンプ場、比地大滝を楽しんでいただければと思っております」

コロナ禍2年目のGW ウィズコロナの模索続く

それぞれの行楽地では、コロナ禍の2年目という苦境の中、感染対策の方法や開催できる企画を少しずつ見出しつつあります。GWに向けて、リスクを減らし、県民が安心して過ごしやすい場所をどれだけ作れるか、「ウィズコロナ」の模索が続いています。