ガマフヤ―具志堅さん　東京で国に直接訴える

戦没者の遺骨が含まれる本島南部の土砂を使わないよう政府に直接訴えるため、遺骨収集ボランティアの具志堅隆松さんらが4月21日東京を訪れ、防衛省と厚労省に要請しました。

具志堅隆松さんらは4月21日午後、東京で沖縄戦の激戦地となり今なお遺骨が残る本島南部の土砂を、辺野古新基地建設の埋め立てに使用しないようを訴えました。

辺野古の埋め立てを担う防衛省は、「本島南部の土砂を使用することはまだ決まっていない」とこれまでの回答を繰り返しました。遺骨収集担う厚労省は、「今後も遺骨収集を進めていく」と述べるに留まりました。

ガマフヤー具志堅隆松さんは「（厚労省は）防衛省に対して南部は遺骨があるから計画をやめてくれんかって、それを言ってくれって言っているんですよ」と訴えました。

厚労省の担当者は「防衛省の事業に対しまして、厚生労働省としてはコメントは差し控えさせていただきます」と述べました。

ガマフヤー具志堅隆松さんは「そもそも、自国民の戦没者の遺骨があるのに、そこの土砂を埋め立てに使おうと考えたこと自体、そでに大きな過ちだったんですよ。そのことに気がついてください」と訴えました。

具志堅さんは引き続き、国が計画を断念するよう求めていく考えです。