新型コロナの感染拡大が収まりを見せない中、玉城知事は「過去最大の流行を迎えている」として強い危機感を示しました。
県は、医療機関の受け入れ体制のさらなる確保や軽症者向け宿泊療養施設の追加確保など、緊急対策方針を決めました。
玉城知事は会見で「連日100人を超す陽性者数が確認され、先週土曜日には過去最多の167人となるなど、過去最大の流行を迎えています。本日、新型コロナウイルスの感染拡大時における緊急的な措置方針として、感染者急増時の緊急対応方針を決定し、このコロナ対応体制の拡充を図ることといたしました」と話しました。
まん延防止等重点措置の適用から一週間、感染拡大に歯止めがかからないとして、玉城知事は2021年4月19日緊急対応方針を発表しました。内容としては、医療機関における受け入れ体制のさらなる確保や軽症者向け宿泊療養施設の追加確保などを実施していくとしています。
県は2021年4月19日の夜、病院長会議を開き知事が病院長に対してさらなる病床の確保を求めます。
新型コロナ新規感染者32人
感染拡大が止まらず、医療機関の病床占有率が軒並み増加傾向にある中県内では2021年4月19日新たに32人の感染がわかりました。県によりますと2021年4月19日新たに10代から70代までの男女あわせて32人で累計が1万1521人となりました。
32人の感染者のうち9人は感染者と接触があり残り23人は感染経路が不明です。居住地別では宮古島市が12人那覇市が8人などとなっていて感染者2人の住所について確認が進められていて宮古島市である可能性が高いということです。
県は県内全域に時短要請が出ているにもかかわらず夜8時以降に家庭内で飲んだり、会社内で飲み会をしたことによる感染が目立っているため夜遅い時間帯の飲み会を自粛し不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。
2021年4月19日の32人という新規感染者は暫定的な数字で行政検査でシステムの不具合が起きたため、148人分の検査をやり直す必要があり今後、2021年4月19日の感染者数が増える可能性があるということです。