楽園の海。長田さん今日もよろしくお願いします。お!この背景は前回紹介したホエールウォッチングの様子ですね。
長田「前回に引き続きクジラの特集です。今回のテーマは『クジラと泳ぐ!』です!クジラと一緒に泳ぐ為に、ホエールスイムに参加して来ました。那覇を拠点に、クジラと一緒に泳ぐ事のできるホエールスイムを開催している『沖縄ダイブ・リンカー』さんのボートに乗船します。7時30分出港です」
結構、早い時間から出るんですね。
長田「クジラに出会える確率も高くなりますからね~。探しに行く場所は沖縄本島の周辺。外洋に出て、スタッフとお客さんでクジラを探します」
なんだかワクワクします!
長田「私もワクワクドキドキでした。沖縄で見られるクジラの種類は、大半がザトウクジラ。毎年12月から4月の間、出産・子育てのために、およそ9000km離れたアラスカから沖縄周辺の海にやって来るんです」
そんなに遠くから来るんですね!?
長田「すごい距離ですよね。この時期の遭遇率は90%以上。あとは、一緒に泳ぐことのできるクジラと遭遇できるかどうか。しばらくすると、ゆっくり泳いでいるクジラを発見。ビックリさせないように、ゆっくりボートを近づけます。かなり近づいたところで…」
船長『いいよ~!』
長田「船長の掛け声で、みなさん、そ~っとエントリー開始。30m先にクジラいるんです!」
見えました!
長田「水面に浮いていますが、これは『流木スタイル』と言って、海に入ったら、全く追いかけないで止まるんです。音を立てるとクジラは嫌がって方向を変える可能性があります。クジラに対して、ストレスを極力与えないこの方法だと、かなり近くで見られる可能性があるんです」
どのくらい近づけるんですか?
長田「気になりますよね。では、こちらをご覧ください!」
おお!結構近くまで行けるんですね!
長田「この映像はスタッフの駒井さんが、以前撮影した動画ですが…。親子クジラが、すぐそばを通過しています。嫌がっている様子もなく、真横を通過していきます。人を全く気にせず突進してくるクジラですね~!」
今までで一番近いんじゃないですか!?
長田「ぶつかりそうでしたもんね~。遊んで欲しかったのかもしれません」
長田「ボートの近づけ方、海への入り方、水面での行動、全てがうまくいった時に最高のご褒美が待っています。ボートに上がるのも、結構体力も使うんですが、クジラと一緒に泳いだ後の皆さんの笑顔、いいですね~」
女性「めっちゃ近かったです!」男性「ちょっと怖かった」
これは一生の思い出になりますね!
長田「でも私が撮影したクジラの映像が1カットもないので…。今年、一番綺麗に撮れた親子クジラの映像をご覧いただきたいと思います」
待ってました!
長田「ものすごく、のんびりと泳ぐ親子。もちろん流木スタイルで撮影してます。体長は、母親12m 子ども5m 。ホエールスイムは、沖縄でもまだ始まったばかりの体験プログラム。追いかけ回したり、クジラの進路を妨害したり、クジラの嫌がる行為をしているボートや業者もまだまだ見受けられます。毎年、沖縄の海に帰ってきてもらうためには、きちんとしたルール作りも必要となってくるんじゃないかと思います」
お互いでルールを守ることも大事ですよね。それにしてもこのクジラの映像が大迫力なんですけど…癒される、今日はほんとに癒されました。
長田「私も撮影してて癒されました」
今回も貴重な映像ありがとうございました。