歯止めがかからず感染拡大がリバウンドしています。緊急事態宣言が解除されてから1カ月足らず再び飲食店などに時短営業を要請する事態となってしまいました。
玉城知事「(緊急事態宣言の解除後)驚異的な速度でリバウンドが起こっています。残念なことにこれは第4波が到来したと言わざるを得ない。この感染急拡大を封じ込めるため緊急特別対策について、決定したので協力をよろしくお願いします」
時短営業の要請期間は4月1日から4月21日までの3週間で飲食店や遊興施設等に、午後9時まででの閉店を求めていて、すべての期間、要請に応じた事業者には84万円の協力金が支給されます。対象となる地域は、本島中南部を中心とした20の市町村です。
玉城知事は、通院や職場への出勤など、必要な場合を除き、外出を控えることや、外出自粛要請が出ている各都道府県をまたぐ不要不急の往来自粛も呼びかけています。
玉城知事「今年のGWは晴れやかに過ごしていただくためにも、皆で一丸となって今この時にしっかり感染を封じ込めていきましょう」
沖縄県 新型コロナ新規感染者42人 1人死亡
県は2021年3月29日新型コロナに感染し治療を受けていた高齢者1人の死亡と、新たに42人の感染を確認したと発表しました。
死亡を確認したのは、うるま市に住む90代の女性です。これで新型コロナに感染し、その後亡くなった人は128人となりました。また県内では2021年3月29日新たに10歳未満から80代の男女あわせて42人が新型コロナに感染したことを確認し累計感染者数は9284人となりました。
42人のうち、25人は感染者との接触を確認しましたが、残り17人は感染経路不明です。居住地別でみると、那覇市が最多の19人、南部保健所管内で6人浦添市で5人となっていて、年齢別では20代と30代が22人と、新規感染者全体のおよそ半分を占め、若い世代への感染拡大が顕著になっています。