センバツ大会は野球に限らずさまざまな高校スポーツでも行われています。ラグビーでは読谷高校が埼玉県で行われるセンバツ出場を決めて初めての全国大会に挑みます。
読谷高校ラグビー部。男子20人、女子3人の部員たちが日々、汗を流しています。紺のジャージの読谷は1月の県新人大会決勝で強豪校である名護に48-0と完勝して14年ぶりの優勝。
また県代表として出場した先月の九州大会でも1勝を挙げました。全国選抜の九州代表枠入りまであと1勝でしたがあと一歩及びませんでした。
ですがここまでの善戦が認められ西日本からは2校が選ばれる推薦枠で全国32校のみが参加できる選抜大会への出場が決まりました。
島袋世良主将「初めての全国なのでみんな緊張するところはあると思うが試合をすることで全国レベルのラグビーを体験できると思うので、花園に向けての試金石になると思うので全部吸収していこうと思う」
読谷は大会初日の1回戦で茨城県の名門校、茗渓(めいけい)学園と対戦します。
チームをプレーでけん引する松尾息吹選手。全国選抜は九州大会で右手を骨折して出場できませんが大舞台での経験を3年生になる新年度に生かしたいと考えています。
松尾息吹選手「一番の目標は花園出場してそこで活躍することなので。花園に出ても勝っていけるチームにしていきたい」
春の全国選抜そして年末年始に大阪・花園ラグビー場で行われる全国高校ラグビーは憧れの晴れ舞台です。去年11月、読谷は初めての花園出場をかけて県予選決勝まで進みましたが名護に敗れ夢舞台にあと一歩及びませんでした。
チームを率いて6年目の久場良文(くば りょうぶん)監督はこれまでの体力強化に加え悔しさが原動力になったと話します。
久場良文監督「勝ちたいという気持ちがないと日々の練習も励めないし上に行きたいという気持ちがないと行動につながらないと思うので。日々の積み重ねがいまのチームにつながっている」
読谷にとって全国選抜出場は大きな財産となります。
久場良文監督「全国の強豪と戦える。自分たちの力がどこまで通用するのかそういった肌で感じるのがとても大きいので思い切り暴れて欲しい」
初めての全国大会に挑む読谷高校ラグビー部。文字通りトライの精神で大舞台を駆け回ります。
チーム「絶対勝つぞ!!おー!!」
ラグビーの全国選抜出場は2017年の名護に続く県勢2回目の快挙です。強豪そろいの大会ですが読谷の選手たちにはぜひ勝利を目指して頑張って欲しいと思います