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3月は卒業シーズンです。先週土曜日、県内多くの公立中学校で卒業式が行われましたが、新型コロナの影響でせっかくの門出を盛大に祝えないというのが実情です。

そうしたなか、南城市の佐敷中学校では日常が一変し、学校生活を満足に送れなかった卒業生たちのために、はなむけの豪華なサプライズが用意されていました。果たして成功したのでしょうか?

先週土曜日、南城市の佐敷中学校で行われた卒業式、3年生106人が学び舎を巣立っていきました。コロナ対策のため子どもたちの門出を祝う場には来賓や在校生の姿はなく、少し寂しい式となりました。

そんな中、「卒業生たちに思い出を残してあげよう」とあるサプライズが用意されていました。

かりゆし58が中学校の卒業式で歌をプレゼント

前川真悟さん「きょうはあなたが挫けずに卒業の日まで歩いてきてくれたおかげで、俺たちは歌を歌わせてもらえる場所をもらっています。だからおめでとうと、ありがとうです。本当にありがとうです。やらせてもらいますね。」

卒業生たちの前に登場したのは、人気バンドかりゆし58の前川真悟さんです。

修学旅行や部活動の大会など学校生活の大きな楽しみをコロナに奪われた卒業生のために、心の底から思い切り楽しめるひと時をプレゼントしようと、前川さんが立ち上がってくれました。

PTA会長・仲村直次さん「子どもたちのイベント行事がほとんど中止になっていたんで、何も思い出に残すこともできない3年生だったと思って、心に残る思い出がないかなと思ってサプライズを企画しました。」

卒業生「ビックリしましたね。嬉しかったです。いつも受験前はバトってましたけど、いつも優しい親なので、ありがとうって言いたいです。」

卒業生「歌詞が1つずつ私たちに向けられている感じでとても嬉しくなりました。親友と語り合ったかいって本当にグッときました。沢山ケンカもしたし、たくさん仲直りして、たくさん笑いました。周りから必要とされるそういう人間になりたいです。」

前川真悟さん「楽しいことを分かち合った友だちももちろん宝物だけど、悔しい思いを一緒に分け合った仲間は一生ものの財産になります。だからあなたは間違いなく強い人だし、あなたの隣にいる仲間も強い仲間たちです。胸を張って言い張る迎えてください。」

15の春を迎えた卒業生たちは、最高の思い出とともに新たなステージを歩んでいきます。

かりゆし58が中学校の卒業式で歌をプレゼント