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ハンセン病回復者で国立療養所沖縄愛楽園自治会会長・金城雅春さんが8日に亡くなりました。67歳でした。
金城雅春さんは8日朝、病気のため愛楽園で亡くなりました。金城さんは高校在学中にハンセン病を発症し、1980年に愛楽園に入所しました。その後、1991年から合わせて23年間、自治会の会長を務め、沖縄の強制隔離政策やハンセン病の差別や偏見の歴史を伝える沖縄愛楽園交流会館の企画運営に積極的にかかわりました。
5月には東京オリンピックの聖火ランナーを務めることになっていました。金城さんは聖火リレーに「偏見をなくしたい」という強い願いを込めていました。
2020年4月2日の放送で、金城雅春自治会長は「ハンセン病の回復者たちが沖縄の県内にたくさんいる。元ハンセン病患者だったということが言えなくてみんな隠れて生活しているのがあるので、私は今回聖火リレーに出て、皆さんが力をつけていただいて、一緒になって啓発活動に参加してくれればと思って」と話していました。
告別式は9日午後、愛楽園で親族や園職員や入所者が参列して行われたということです。