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新型コロナ対策の「切り札」として期待されているワクチンの第1便が2021年3月2日夜に沖縄に到着し、2021年3月3日医療機関へ届けられました。
仲宗根啓介記者は「新型コロナウイルスのワクチンを乗せた飛行機が那覇空港に着陸しました。国内初空輸となります」とレポートしました。
2021年3月2日夜、沖縄に到着したファイザー製の新型コロナワクチン。ワクチンは医療従事者向けの先行接種が進められています。
沖縄には14箱のワクチンが届けられることになっていて、2021年3月2日は第1便として、7箱が到着しました。この7箱は本島5つの病院と、宮古・石垣の病院に1箱ずつ送られます。そのうち1箱は2021年3月3日午前に県立南部医療センター・こども医療センターに到着しました。
県立南部・こども医療センターの和氣亨院長は「ワクチンをすることで私たちが感染しにくい体質になるわけですから、すごく安心感を持って業務には臨めるんですが、だからといって今までやってきた新しい生活様式をとらなくていいというわけではまったくなくて、今までと同じような感染対策も取りつつ、ワクチンでさらにガードを固めていく」と話しました。
この病院では接種に先立ち、1400人の職員を対象にアンケートを実施したところ、1200人が積極的な接種を希望していますが、今回届いた数では賄えないため、コロナ対策や感染病棟などに勤務する職員を優先に、2021年3月8日の週から接種を行う予定です。