続いては、待ちに待った、あの!結果発表です。去年12月に、金城キャスターと沼尻キャスターが受験したしまくとぅば検定の結果が、ついに!届きました。大波乱の結果となったようです。
2カ月前に行われたしまくとぅば検定。それぞれのレベルにあわせて、9級から6級まで複数受験することができます。2人は9級、8級、7級の合格を目指し、3カ月間みっちり勉強してきました。そしてついにこの日が…!
金城「結果が届きました~!どうですか?自信のほどは?」
沼尻「まったく想像ができない。」
金城「私は余裕で合格してると思うんですよね。」
沼尻「すごい自信だな…。」
試験は100点満点のうち60点以上とれば合格。合格証書が3枚入っていれば、3級とも受かっているはずです。
沼尻「3枚入ってる!」
金城「すごい!」
沼尻「見せもせず喜んでいいの?」
なんと!沼尻さんも金城さんも受験した3つの級、全て合格!予想以上の結果です。点数はどうだったんでしょうか?基礎力が問われる9級から見てみましょう!
金城「100点です!」
沼尻「満点?」
つづいて沼尻さんは?
沼尻「97点!」
金城「おー!」
沼尻「97点、十分じゃないですか?」
さらに、会話の内容などが問われた8級も??
金城「私は、お!」
沼尻「また100点?」
金城「100点~やった~!沼尻さんは?」
沼尻「合格ですが、同じく97点。一問とりきれない感じが。」
金城「おしい!」
それでも、最初はゼロからのスタートだった沼尻さん。ここまで結果を出せたのは驚きです!最後に、独特の風習などが問われた、7級の結果は?
金城「あっ98点!読んで答える問題が1問間違えてた。まぁ、98点、すごいですよね。」
沼尻「受けた中では一番難しかった級ですからね。」
金城「あ~これ沼尻さん低いかな?点数。」
沼尻「見てみます。…とんでもないことが起きました、100点です!」
金城「え~~~!」
なんと!神奈川出身の沼尻さんが、生まれも育ちも沖縄の金城さんを上回り満点!真面目にコツコツ勉強してましたもんね~。それにひきかえ、これまで「めーにちしまくとぅば」を仕切ってきた金城さん!どうなってるんですか!
金城「良く見せてもらってもいいですか?ちょっと見えづらいな~」
沼尻「くっつけましょうか?パーテーションに。」
金城「あ~そうですね~。どこからどうみても100点ですね。」
沼尻「あれ~一番難しい級で100点とっちゃったな~。」
沼尻「金城さんに勝ちましたので気持ちいいですね。もっと勉強しようって気持ちになりました。散々ね、突撃クイズ受けさせられましたから、その効果が出たと思います。」
金城「立場ないですよ、これから。」
沼尻「努力の差ですね。」
金城「参りました。」
とにかく、2人ともめでたく合格!今回の検定は、5才の年長さんから、大ベテランの81才まで869人が受験し、733人が合格しました。
前の年より受験者が倍以上増えたため、採点にも時間がかかったそうで、結果の通知が予定より2週間遅れましたが、しまくとぅば普及センターにとってはうれしい出来事でした。
しまくとぅば普及センター・波照間永吉センター長「児童生徒、一般の方々がしまくとぅば検定を受けてみようと思ったところがすごいですよね。非常にありがたいことだと思っています。」
波照間センター長「しまくとぅばというのもが今一生懸命継承活動に取り組まないと、20~30年先には無くなってしまう。アイデンティティーを最も象徴するものがしまくとぅばである。」
波照間センター長「あいえーちむぐりさっさー、『ちむ』と言ったほうが同情が深いような感じがします。我々の祖先がいろんな場面で築いてきた沖縄らしさ、それは言葉に表れているはずなんです。しまくとぅばを決して自分たちの世代で途絶えさせてはいけない。」
そして、沼尻さんと金城さんへのメッセージも!
波照間センター長「お2人とも見事な成績で合格でございました。おめでとうございました!金城さんと沼尻さん、得点がちょっと逆になっていたんですが、1個しか間違っていないんです。ぜひ来年は6級、さらに5級とチャレンジしていただきたいと思います。」
Qプラスでは去年10月に「めーにちしまくとぅば」のコーナーをスタートさせ、テレビの前の人たちと一緒に勉強してきました。善は急げ!次のテストに向けて走り出します!
沼尻「というわけで、復活しました!『めーにちしまくとぅば』のコーナーです。意気揚々と仕切らせていただきます!」
金城「今日からまたがんばります!」
沼尻「それでは金城さんが間違えた問題を見ていきたいと思います。」
金城「はい、私が間違えた問題です。」
沼尻「私は正解した問題です!7級の読みの問題でしたね。」
沼尻「女の子がしゃべっています。『うぬとぅくまやがまびかーのー、(?)、んかしぬやーしちとぅかんあいびーん、このハテナに入るものはどれでしょう?①なーだ(ら)、②ねーらん、③あらん』という選択肢がありました。」
金城「②と③で迷ったんですよね~。」
沼尻「私はちなみに正解しました。」
金城「何回いうの?」
沼尻「正解をみていきます。こちらです③のあらんが正解でした。」
金城「なんで③が正解になるのか説明してもらえませんか?」
沼尻「そうですね、えーっとですね、えーっと…、私が勉強した中では他の2つは無かった。」
金城「知ってるものを選んだということなんですね。」
沼尻「ということで、私では解説がままならないので、しまくとぅば普及センターの波照間センター長に解説を聞いてきました。」
波照間センター長「がまびかーのあらん。洞窟=ガマだけでは『ない』。他にもみるところがありますよ。『あらん』というのは『~でない』という打消し否定。(あらんの場合)ガマだけではありません。(ねーらんの場合)ガマがないというのは、丸っきり存在しない。『あらん』と『ねーらん』、分かりくいところだったかもしれませんが、(金城さんは)語彙の理解でちょっとひっかかっちゃった、惜しかったです。」
沼尻「…というわけなんですよね!!分かりましたか金城さん。」
金城「私はわかりましたけど、沼尻さんも分かってなかったですよね?」
沼尻「思い出してきましたなんとなく。」
金城「本当に100点だったのかな~?」
奇跡の100点を獲得した沼尻さん、おめでとうございます!
金城「しまくとぅば検定9、8、7級」沼尻「むるうかやびたん!(全部受かりました!)」