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任期満了にともない実施された浦添市長選挙はきのう投開票が行われ、現職の松本哲治さんが3万3278票を獲得し、新人で前市議会議員の伊礼悠記さんに1万票以上の差をつけ、3期目の当選を果たしました。

松本哲治さん「市民の皆さんに、100点満点でなくても、今一度、やっぱり松本にがんばってもらおうというご信任をいただいたという風に解釈しています」

大きな争点の一つとなっていた那覇軍港の浦添への移設については、「3者合意をベースに再協議をする」という公約を掲げていました。

松本哲治さん「【基本的には】今回示された民意というのは、私が公約でお話したような3者合意をベースにして、しっかり3人で話し合ってくれということが一つの民意だと思います。今回浦添がしっかり民意を出して、ボールを投げたわけですから、今度は県、那覇市の方でこれまでの3者合意をベースにしていいのか、あるいは他の方向性も彼ら自身考えているのかということは、ボールは県、那覇市に渡ったと解釈しています」

今回の結果について、軍港移設を容認する立場の玉城知事は。

玉城知事「私は松本市長が、この間の三者合意の状況をどのように判断をされるかということにもかかっていると思いますし、また、そのことによって移設の内容ですね、内容全体にどのように反映されていくのかということについては、市長の意見も承りたいと思います」

Q.民意は移設を前に進めるという方向?

玉城知事「選挙結果はそのように受け止めております」

一方、那覇軍港の移設反対を掲げ、出馬した伊礼さんでしたが、立候補の表明から1カ月あまりという準備期間の短さも響き、松本さんに及びませんでした。

伊礼悠記さん「市民の中でも軍港問題について真正面に議論する、捉えることがなかなか環境や状況がまだまだなかったんじゃないかと思っています。その上ではこの選挙戦はそれを真正面に争点としてあげて、市民の皆さんが多く議論をする機会を設けられたということについては、私はすごく意義があったと思っています」

過去最多の票を獲得し、3期目に歩を進める松本さん。現職の再選により、軍港の移設問題は今後どうなるのか。今後の動きが注目されます。

浦添市長選・現職の松本哲治さんが3期目当選