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2021年1月、座間味島周辺で確認され、県が抗議したアメリカ軍機による低空飛行訓練、今度は提供区域外しかも本島内で確認されました。

轟音を響かせて、まるでぶつかってくるかのような勢いで低空飛行する、アメリカ軍機。これは2021年2月4日午後、辺戸岬で撮影されたものです。

撮影者した嘉陽宗幸さんは、「映像の通り、ぶつかってくるくらいの勢いと低さで通過していきました。すごかったです。ほんとに、岩場にぶつかってくるかなと、それでびっくりしてシャッターを切った」と話しました。

軍の低空飛行訓練をめぐっては、2020年12月から慶良間諸島周辺でも確認され、県が外務省や沖縄防衛局に対して、提供施設・区域外での訓練を実施しないことなどをアメリカ側に求めるよう抗議したばかりでした。

撮影者した嘉陽宗幸さんは、「この飛行機を撮って、映像を見た瞬間に、これは今、慶良間で問題に、抗議されてる飛行機と同一じゃないかとピンときた、だから、慶良間以外でも飛んでるぞ、みたいな」と話しました。

辺戸岬の上空で確認された、アメリカ軍機による低空飛行について、沖縄防衛局はQABの問い合わせに対して「現在、事実関係についてアメリカ側に照会している」と回答しました。またしても抗議の声が届かない結果になっていて、県からさらなる反発が予想されます。

辺戸岬上空で米軍機低空飛行を確認