菅総理は新型コロナの感染が拡大している1都3県に再び緊急事態宣言を出すと発表しました。沖縄は対象地域に入っていませんが県民からは様々な意見が聞かれました。
町龍太郎記者「政府は1月7日、再び緊急事態宣言に踏み切りますが、GoToも含め、県民はどう受け止めているのでしょうか?」
80代女性「私としては(緊急事態宣言出すのが)遅いんじゃないかな」「やっぱり、よそから入ってくるっていうのがね」
20代男性「ちょっと遅いのかなって思います。(感染者数が)千人を超えたのが何回かあったと思うんですけど、その時点で(緊急事態宣言を)出しても良かったと思います。どんどん(感染者数が)増えていってるのでみなさんも(旅行を)控えてもらって、(沖縄でも緊急事態宣言を)出してもらってもいいのかって思いますけど」
40代女性「(緊急事態宣言を出す)タイミングは、少し遅いかな。もう少し早くてもよかったと思います。人の動きを止めないと、この先は(感染者数が)増える一方なので、一旦は止めてもらうのは今の時点では得策じゃないかと思いますけど、期間限定して、出入りを止める、入れる、っていうのを繰り返すしかないのかなって思います」
60代男性「2020年の年末くらいには(緊急事態宣言を)出してたほうが効果もはっきり出るんじゃないかと。観光に依存しているところにとっては大変厳しい措置だと思うんですけど、(人の移動を)止めざるをえないのかなと思いますよね。人の流れ自体を止めないと、もう(感染が)止まらない。飲食を抑えずに、他を抑えても中々効果は上がらないんじゃないかなという気はします」
新型コロナ 新たに66人感染確認
県によりますと1月7日新たに10歳未満から90代の男女あわせて66人が県内で新型コロナに感染したことが確認されました。
感染がわかった66人のうち34人は感染者との接触が確認されていますが半数近くにあたる残り32人の感染経路はまだ判明していません。
県の警戒レベルを示す7つの判断指標のうち「療養者数」と「直近1週間の新規感染者数」の2つが、警戒レベルが最も高い第4段階の「感染まん延期」となっています。
また、「病床占有率」など3つの指標で第3段階の「感染流行期」となっています。県は政府が先ほど発表した方針などをもとに、県内5つの市を対象に飲食店に出している営業時間短縮の要請を延長するかなどの今後の対応について1月8日に発表する予定です。
成人式を前にコロナ感染防止を呼びかけ
成人式が行われる3連休を前に那覇市の城間市長が新成人に対策徹底の協力を呼びかけました。
城間幹子那覇市長「成人式の前後の懇親会や二次会など多くの人と交わる会食の機会を極力避けていただくようお願いします」「どうか新成人の皆さんにはご自身の命、大切な人の命を守るためにもぜひ感染防止対策にご協力いただきたい」
那覇市では1月10日に17の中学校区に分かれて成人式が開催され、およそ3300人あまりが2021年の成人の門出を迎えます。そのため、市では感染拡大に繋がる行動を慎むよう訴えていて那覇市の教育委員会では校区によっては制限されていない保護者の出席も控えて各家庭で祝ってほしいと呼びかけています。
那覇市のホームページや成人式当日のビデオメッセージを活用して新成人に感染防止の協力を求めていくことにしています。