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コロナ禍での医療の課題に挑みました。離島の医療体制維持や治療の継続のため、与那国島で全島民を対象とした、オンライン診療の実証事業が行われることになりました。
与那国町と与那国町診療所は9日、沖縄セルラーと、オンライン診療サービスを手掛ける事業者とともに、スマートフォンアプリを活用した診療の実証事業を始めると発表しました。
与那国島では島民およそ1700人に対し医師は1人しかおらず、島内で新型コロナの感染者が出た際には基礎疾患を持つ高齢者が受診を控えるなど、コロナ禍における医療体制の維持と患者の通院負担軽減が課題となっています。
オンライン診療は、スマートフォンやタブレット端末のアプリを通して受診日時を予約し、医師がビデオ通話で診療するもので、今回の実証事業では初診の発熱患者を対象とします。
与那国町の外間守吉町長は「診療所の方々の(負担)軽減と島民の安心安全に住める環境をどうするかということで行政が一体となって初診に関することについてはオンラインでやっていけば軽減できるんじゃないか」と話しています。
オンライン診療の実証は12月16日から2021年2月まで行われます。