こんばんは!スポーツです。数々の大会でチャンピオンベルトを手にしてきた中学生がいます!そこには同じ気持ちでリングに上がる家族の支えがありました。
熱の込もったトレーニングで汗を流す河崎鎧輝(かわさき・かいき)選手。競技歴6年、14歳のキックボクサーです。
Y’ZD豊見城ジム 河崎鎧輝 選手「自分に自信とか強さとかを持てる競技だと思う。もっと上を目指して頑張りたい」
8月には宮城県で行われた大会で40代の選手を倒して優勝!これまでに5つのチャンピオンベルトを獲得しています。
Y’ZD豊見城ジム豊平尚哉 会長「足技が巧みなところが一番の強み(ジムの)誇り 看板を背負っているような」
鎧輝くんを支えるのは母の真貴(まき)さん。試合前の減量やプレッシャーなど精神的に追いつめられる鎧輝くんをサポートしてきました。
母 真貴さん「なるべく気持ちを安定させるように持っていって。一緒になって同じものを食べて」「一緒になって協力してやっていこうと思って」
Y’ZD豊見城ジム 河崎鎧輝 選手「(自分を)認めてくれてご飯とかもやってくれてありがたいと思っている」
数時間後に挑む試合は県内の強豪が集結するアマチュア最大の大会。絶対に負けたくない理由がありました。
Y’ZD豊見城ジム 河崎鎧輝 選手「1年半前にきょうやる相手と1回やったことがある。(その時は)延長で負けちゃったのできょうはリベンジしたい」
そして迎えた試合。会場には少し緊張した様子の鎧輝くん…ではなくお母さんの姿が!
実は真貴さんは鎧輝くんと同じように戦う選手でもあったのです!そこには息子を思う強い気持ちがありました。
母 真貴さん「(本人を)応援して色々言ったりしたらお母さんは何も知らないくせにとかってなりますよねそれで私も一緒になってリングに立ってみようかなって。同じ気持ちを味わいたいなって思うようになって」
相手はこれがデビュー戦。真貴さんは初勝利をかけて序盤から果敢に攻めていきます。しかし、相手のハイキックと右フックが炸裂。初勝利を飾ることはできませんでした。
母 真貴さん「今回はいけると思ったが相手のパワーに負けてしまって自分のペースに持っていけなかったからとても悔しい」
そして鎧輝くんはこの日最後の試合に登場!WBCムエタイジュニアリーグに出場した経験を持ち、1年半前に敗れた相手へのリベンジを誓います。
Y’ZD豊見城ジム 河崎鎧輝 選手「自分の練習してきたことと作戦とかを全部やって勝てればいいなと思っている」
自分の間合いに持ち込み、けん制しながら仕掛けていく鎧輝くん。しかし、相手の強烈なハイキックが襲います。何とか持ちこたえますが、相手のペースを崩せず。リベンジはなりませんでした。
Y’ZD豊見城ジム 河崎鎧輝 選手「リベンジできなかったのは悔しいトレーナーとかにも今までで一番良かったよと言われたのでもう一回リベンジしたい」
Q.お母さんの試合はどんなふうに見ていた?
母 真貴さん「もっと(力を)出せたのになと。悔しい。ごめんね。鎧輝のためにも勝ちたかったです。また私も試合に出ようと思う。(自分も)必ず勝って格好いいお母さんを年を取っても格好いいお母さんを見せたい」
家族として選手としてリングに向かう2人。それぞれの目標に向かって挑戦が続きます!