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首里城復興に向けた再発防止策や美術品管理のあり方などについて専門家を交えた委員会が開かれました。
2020年11月25日午前再発防止検討委員会が開かれ、2020年10月、メンバーが視察を行った兵庫県の姫路城など国の重要文化財の管理状況について報告されました。
多くの施設では、火災報知器が鳴ると直接消防に通報されるシステムになっていると紹介。その一方で、施設の防災面については行政が所管しているケースが多くメンバーからは、「行政側に首里城を守るという高いスキルと責任感を持った人材の育成を長期にわたり行うことが必要」と意見が出されました。
委員会では、2021年には最終報告を行うとしています。2020年11月25日午後には、首里城美術工芸品等管理委員会が開かれ漆器や陶芸、絵画などの専門家が火災で焼損した美術品などの被害状況や修復の見込みなどを報告しました。
その中で熱に弱く火災で最も大きな被害にあった漆器では1点の修復に3年かかるものもあり合計200点ほどの美術工芸品の修復には20年ほどかかる見通しです。
またメンバーから現在県立博物館・美術館に間借りしている首里城関連の美術品の収蔵庫を美ら島財団で準備できないかとの声も上がりました。
管理委員会では2021年3月に意見を取りまとめる方針です。