きょうは祝日ということで親子でご覧になっている方も多いと思いますので、まずは親子でできる懐かしくも新しいスポーツをご紹介します。その名も「デングリー」。あまり耳なじみのない名前ですが、正体は誰もが知っているあの遊びです!
きのう那覇市で開かれたイベント。子どもたちが楽しんでいたのは昔懐かしいめんこ!「パッチー」「パッチン」とも呼ばれ、古くから親しまれてきた誰もが知っている遊びです。
実は今、このめんこが沖縄生まれのスポーツ「デングリー」として注目され始めているんです。
沖縄文化空間オーシーズ・大城盛敬さん「最初のうちはひっくり返ればいいでしょみたいな感じで、遊びの延長でやっていたのが、今は真剣勝負でやってくれるようになったので、手ごたえはかなり感じています」
デングリーの生みの親はBEGINの比嘉栄昇さん。7年前、震災による津波で西表島に宮城県南三陸町から郵便ポストが流れ着いたことをきっかけに、被災地を訪れた比嘉さんが体を動かす機会が減っていた子どもたちのためにめんこ大会を開催。それ以降、新たなルールを加え、誰もが楽しめるスポーツとして国内外で大会が開かれています。
沖縄文化空間オーシーズ・大城盛敬さん「(投げる時は)肩よりも手首が上にいくように。投げ方としては片足を前に出して野球と同じような形で股関節をしっかり使って思いっきり落とすと返りやすい」
相手のめんこを次々に返すのは、渡口勝云くん。9月に行われた大会では年上の強豪を次々に倒し、見事王者に輝いた4歳児です!
きのうは友達の蔵之介くんと組んだタッグ戦でも優勝。強さを見せつけました!
渡口勝云くん「ひっくり返すところ(が楽しい)」
母・佳志子さん「スポーツ自体も苦手。何となくハマったというか」
段ボールとゴムを重ねた土台を使うことで、めんこを立てたり回転させたりと様々な技が生み出せることに加え、小さい子からお年寄りまで誰でも簡単に楽しめる「デングリー」。
懐かしくも新しいスポーツとして広がっていくことを目指しています!
沖縄文化空間オーシーズ・大城盛敬さん「例えばお孫さんとおじいちゃんとか縦の交流の助けになるようなスポーツになったらいいなと。できることなら海外の方にも参加してもらって広げていきたい」
宜野湾市にはデングリーの販売や体験ができるアトリエがあるということです。詳しくはデングリーで検索してみて下さい!