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辺野古の新基地建設で泥沼化している県と国の法廷闘争。サンゴの移植を巡る裁判が11月20日に始まり、即日結審しました。
玉城知事「サンゴ類やその生態系が沖縄県や沖縄県民にとって、大切で重要なものであるかということをしっかり訴えてまいります」
この裁判で県は辺野古新基地建設をめぐり、埋め立て予定海域に生息するサンゴの移植許可を出すよう農水相が指示したのは知事の判断権限を奪う国の違法な関与だとして、是正指示を取り消すよう求めています。
玉城知事は法廷で「このような是正の指示は地方公共団体の自主性や自立性を著しく制約するもので、国民の批判を受けることは免れない」と訴えました。
一方、国は、沖縄防衛局が出したサンゴの採捕許可の申請に1年4ヵ月の間、県が具体的な回答をせず、標準処理期間を大幅に過ぎたことを理由に「県側の事務遂行は適正を欠いている」と反論しています。
裁判は即日結審し、判決は2021年2月に言い渡されます。
玉城知事会見「しっかりと書面なども準備し、反論することも提出しているので我々としてはしっかりと主張することができた」