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新型コロナのワクチンや治療法の確立が世界中で望まれる中、2020年11月5日、琉球大学は新型コロナの治療薬の開発を始めると発表しました。
琉球大学は2020年11月5日、横浜市立大学大学院などと共同で、新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐ薬の開発を始めると発表しました。
現在新型コロナについては軽症患者と、酸素吸入を必要としない中等症患者に対しては、まだ承認された炎症を抑える薬がありません。研究では、古くから痛風発作の治療薬として使われており、比較的安価な「コルヒチン」に注目。「コルヒチン」がウイルスに対しての過剰な炎症反応を抑え、重症化を防ぐ可能性があるとみて、患者に投与しその有効性を確かめます。
琉球大学大学院医学研究科金城武士助教は「患者さんが重症になればなるほど患者さん自身も大変ですが、医療者の負担も倍増どころか5倍、10倍に増えていく状況ですのでそういった重症者を減らすことで患者、医療者双方の負担を軽減できる可能性があると考えています」と述べました。
軽症・中等症患者を対象にコルヒチンの効果を検証する治験は国内で初めてで、県内外で2021年1月から5月にかけて行われます。