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県内の危険な交差点が掲載された、交通事故多発交差点チラシが県警察本部に寄贈されました。交差点で事故を起こさないために必要なこととは。

2019年1年間の県内での人身事故などのデータをもとに、日本損害保険協会沖縄支部が作成した「交通事故多発交差点チラシ」2万枚が2日、県警に贈られました。

2019年、県内での人身事故は4075件。そのうち交差点での事故は2286件と全体の56.1%を占めています。人身事故が多発している交差点の中から、2020年は本島中南部の7か所の交差点が掲載されました。

仲宗根啓介記者は「2019年1年間で12件の人身事故が発生した那覇市の安謝交差点です。県内で最も危険な交差点になりました。」と説明しました。

臨海道路から国道58号への右折時に対向車に気を取られ、横断歩道を渡っている自転車を見落とし、接触する事故が発生。そのほかにも合わせて12件の人身事故が起き、うち2件は重傷事故につながっています。他にも県内では古島インター交差点や松山交差点など7つがワースト5にランクインしています。

沖縄県警察本部大城辰男交通部長は「追突事故については車間距離がしっかりとられていないということですよね。(運転手が)前方とか周りの安全確認をしっかり取られていない問うところが事故につながっているという風に感じています」と言い、交差点での事故を防ぐには県民一人ひとりの意識が重要だと話します。

そして大城辰男交通部長は「歩行者の横断中の事故、それと2輪車の事故というのが増えてきています。これから年末に向け、せわしくなってきますので、少し一人ひとりゆとりを持って安全を確認して、横断歩道を渡るとか、車についてもゆとりを持って運転してもらうと」と話しています。

県内での人身事故のおよそ6割が交差点で起きたもの。県内での事故を増やさないためには、まず交差点での落ち着いた行動が必要です。

危険な交差点のチラシが県警に寄贈