今年は新型コロナによって、イベントの形も変わってきています。オンライン開催を決めた沖縄大学の学園祭では、大学生アーティストと人気ロックバンドのあの人がコラボレーションすることになりました。「よろしくお願いします」園児「よろしくお願いします」
先週、那覇市のかねしま保育園を訪れたのは、沖縄大学4年生で、県内でアーティスト活動を行うKOOTAさんと、人気ロックバンド、オレンジレンジのYOHさん。今年、オンラインで開催することになった沖大祭の企画のひとつとして、KOOTAさんが行う活動に、YOHさんが特別に参加することになりました。
それは、「フラワーズ ブルーミング プロジェクト」。新型コロナが流行した今年、幼い頃から得意だった絵を描くことで何かできることはないかと考えたKOOTAさん。7月に、保育園の子どもたちと一緒に絵を描く活動を始めました。
KOOTAさん「コロナもあって芸能人の誹謗中傷による自殺や外国では今でも黒人の人種差別があって、これを絵で何かできないかと思って絵を描いていたら、多様性や感受性を高揚させることができると見たので子どもたちと絵を描こうと思った」
自身の作品はクレヨンを使って描くKOOTAさん。子どもの頃にクレヨンを握って感じたワクワク感や、子どもの目線を今でも大切にしています。
KOOTAさん「(子どもも)真似して表現したり、いろんな色を混ぜたりしてくれる子たちもいるとうかんじです」Qそれでキリン現象が?KOOTAさん「キリンがいっぱいになってます(笑)」
Q一番頑張ったのは? 園児「キリン!」
KOOTAさんの活動に賛同した、YOHさんは。
YOHさん「難しい時期だけどみんな向き合っている段階だと思うので自分にとってもいい経験になるので楽しいですね」
8人の園児はそれぞれの画用紙に描いたあと、大きなキャンバスにみんなで思い思いに描いていきます。夢中に描くこと約2時間!ついに完成です!
現在4年生のKOOTAさん。大学卒業後も、子どもたちのために活動を続けたいと話します。
KOOTAさん「子どもたちが小学校に行っても中学校に行っても絵を描く環境を作るために小中にも活動の幅を広げていけたらと思います」
この特別企画の模様は、こんどの日曜日、オンラインで開催される「第61回沖縄大学学園祭」で配信されます。