※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
新型コロナの収束する気配が見えないなかであるものを食べてコロナに打ち勝とうという一風変わったイベントが開かれました。
25日行われたある試食会。参加者の前に並んだのは、「くさや」と「見慣れない文字」が書かれた缶詰・・・。
PungaPonga 翁長巳酉さん「みんなが集まって何かを食べるということが躊躇されるので、コロナとかで、(中抜き)まったく顔も知らない人たちが集まって、何か食べて、笑っちゃえるものは何かをいったら、一番臭いやつ食べたらいいんじゃないかと思って」
シュールストレミングは、スウェーデンなどで保存食として食べられる塩漬けにしたニシンの缶詰。
中身が発酵し膨張しているため缶詰を開けるときは汁が飛び出ないよう、バケツに水を張り、その中で行われました。
参加者たちは万が一の事態に備え、レインコートとフェイスシールドを着用し臨みました。
苦悶の表情の参加者があれば、表現に「はばかり」たる臭さ・・・。その強烈なにおいから「世界一臭い食べ物」と言われています。ところで、お味の方は・・・。
渡嘉敷記者「味は塩辛くて、苦くて・・・おいしいです」
参加者女性「すごいしょっぱい、でもおいしいです」
参加者男性「うまいですね、おもしろいですね」
猫「(臭いを嗅いで食べず)」
味の感想は人それぞれ。本場スウェーデンでは、ニシンを細かくほぐし、パンにトマトやジャガイモ、ハーブなどと挟んで食べられるそうです。
参加者男性(Q:今までに食べたことありますか)「いやーないですね。複雑な味がクセになりそうです」
強烈なにおいに翻弄されながらも深みのある味に魅了された参加者たち。コロナに負けないインパクトを残した食べものでした。