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防衛省は、電磁波で相手の攻撃を防ぐ電子戦の専門部隊の司令部を、2022年度中に設置する方針を固めました。数年以内には沖縄にも部隊が新設される予定です。
陸上自衛隊ではすでに北海道に専門部隊を置いていて、2021年度末に熊本県に。数年以内には県内にも部隊を新設する予定です。また、各部隊を統括する司令部を陸上自衛隊朝霞駐屯地に設置する方針です。
専門部隊の設置は、電磁波を使った電子戦の分野で中国やロシアが能力を強化していることに対抗する狙いがあり、敵がミサイルを発射する際に通信システムを妨害することなどを想定しています。
部隊設置の関連経費を含め、防衛省の2022年度予算の概算要求は、過去最大となる5兆4000億円以上が計上される見込みです。島しょ防衛として自衛隊配備が進む県内への新たな専門部隊の設置は、自衛隊の機能強化となり地元の反発も予想されます。